古いクルマにも「先進運転支援システム」が欲しい!! アプリ&ドラレコで実現!!

中古車だからこそ「先進運転支援システム」が欲しい!! 最先端アプリ&ドラレコで実現

 現在販売されている新型車では当たり前に搭載されているADAS(先進運転支援システム)だが、それが付いていない昔のクルマ、言い換えれば流通している中古車を購入した場合はどうすれば良いのだろうか。

 そこでオススメしたいのがこちらも市民権を得ているスマホアプリや、簡易的とは言えADAS機能を搭載しているドラレコ(ドライブレコーダー)だ。

 道路を走っている以上、安全面ではなるべく最新の機能は搭載しておくべきだ。全てを満たすわけではないが、日々の安全運転をサポートする機能としてオススメアプリ&ドラレコを紹介する。

文/高山正寛、写真/ナビタイムジャパン、コムテック、ケンウッド、AdobeStock

【画像ギャラリー】過信は禁物!? でもあると安心!! 中古車に最適な「先進運転支援システム」対応アプリ&ドラレコ(11枚)画像ギャラリー

■ADASに必要な「認知」「判断」「操作」の全ては満たせない

後付けのADASでは当然カバーできない部分もある。周囲の事象を感知し、危険であると判断するところまでは対応するが、危険に対しての回避操作をするのは運転者の役目だ(metamorworks@AdobeStock)

 運転における基本操作は大きく「認知」「判断」「操作」に分けられることは多くの人が理解しているはずだ。これらに関しては個人差は当然発生するわけで、これらをアシストするのがADASの役目でもある。

 まず最初に断っておくと、今回紹介するアプリやドラレコは前述した3つのうち「操作」には対応していない。というより対応できない。

 衝突被害軽減ブレーキ(筆者は自動ブレーキという表現が好きではない)などはカメラやセンサー類で前方車両等の動きを「認知」し制御のための「判断」を行い、ブレーキやステアリングなどを「操作」する。

 この、最後の「操作」の部分だけはクルマの基本構造に直結するのでアフターパーツで対応することはそもそも出来ない。
※誤発進(踏み間違い加速)抑制システムは一部販売されている。

 一方、海外ではITベンチャーなどがカメラをベースに後付けでACCやLKAS(レーン逸脱防止支援システム)を可能にするシステムを導入し始めているが、実際は商用利用を基本としていることや、そもそも日本の現法律ではここまでは許可されていない。

 当たり前のことではあるが、万が一勘違いをしてもいけないので、この部分だけはきちんと伝えておきたい。

■増えてきているがやはり「簡易型」であることは認識しておくべき

確かに便利ではあるが、あくまで「簡易型」である。何もついていないよりは安全、くらいの認識で取り入れよう。過信は禁物だ

 最初から拍子抜けさせてしまったかもしれないが、それでもADAS機能が搭載されていない中古車に乗るユーザーにとっては

1)前走車との車間距離
2)レーンから逸脱しそうになった際のアラーム
3)交差点で前車が発進した際のアラーム
4)速度標識などを認識し表示する「TSR」
5)2)に連動するが、ふらつき運転や居眠り運転などの警告

etc……

 と、何も付いていないクルマよりは安全上プラスに働くものだ。

 ただ、あくまでもこれらは「簡易型」であること、後述するドラレコのADAS機能には一般社団法人ドライブレコーダー協議会が策定したガイドラインも設けられている。

 そこにも前述したADAS機能に関してはあくまでも「簡易型」であることが記されており、今後「発展型」が登場しても車両に搭載されるタイプとは異なることも明記されている。

■鍵はAIとAR、すぐに使えるドラレコアプリ

●ナビタイムジャパン「AiRCAM」

ナビタイムジャパンからリリースされているドラレコアプリ「AiRCAM(エアーカム)」

 とはいえ、昨今のスマホアプリの進化はカーナビアプリを見ても開発スピードも早く、当然その進化も驚くべきものだ。

 まず「カーナビタイム」などのアプリで高い評価を得ているナビタイムジャパンが2021年3月にリリースしたドラレコアプリ「AiRCAM(エアーカム)」だ。

 基本スマホのカメラを活用して映像を記録する考えは他のアプリと同様だが、このアプリ最大の特徴は「AI」を活用して画像をリアルタイムに解析し前述した車間距離や車両接近時の警告などを行える点にある。

 つまりスマホの通信機能を活用するわけだが、必要な時にAIを稼働させることで処理遅れなどを最小限に抑える工夫も組み込まれているという。

 また同じくカメラを使うことで、スマホの画面上に一時停止などの看板もAR(拡張現実)に表示できる機能も実装している。

 スマホアプリの常ではあるが、とにかくアップデートや新機能をプラスする開発スピードが早いのが特徴で、10月には前述したARをカーナビ機能としても使える「ARルート」もスタートした。特にスマホ上の画像に車線変更のタイミングなどの案内を重ねて表示することができる。

 このARナビ機能は現在販売されているメルセデス・ベンツCクラスなどでも採用されているものと考えは非常に近い。ただ冒頭に述べたように最初から実装されているシステムと比較すればもちろんそれは「簡易型」であることは否定しない。

 ただスマホでもここまでできるという証明や今後、クラウドコンピューティングの進化に伴い、実用性はさらに高くなっていくはずだ。

 発売当初はAndroid版のみだったが、現在はiOS版もリリース、ナビアプリ本体は無料だが、ARルートに関しては有料会員登録が必要で月額400円(税込)となる。

次ページは : ■ドラレコを購入する場合は自分が必要だと思う機能をしっかりチェックすべし

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