■素朴なギモンあれやこれや
装着したいけれど、どこを調べても出てこない……と、多くの人が抱くギモンについて、ドライブレコーダーメーカーのデータシステムに聞いてみた。
どのくらいの暗さ、明るさまで撮影することが可能か?
何メートル先までという明確な数値はないものの、ヘッドライトが届いて目視で見えている範囲にある障害物や対象物であれば、撮影可能です。
明るい場合は、直射日光を受けていなければ、まわりが相当明るくても白飛びすることはなく、撮影することができます。ただ直射日光を受けた場合は、機械の中で白飛びをしないように処理をするため、画像が全体的に暗くなり、細かい部分が不鮮明になることがあります。
HDR機能という白飛びを抑える機能がありますが、直射日光は得意とはいえません。
イタズラや盗難防止に効果的な、駐車監視機能とはどんな機能なのか?
駐車監視機能を搭載した製品は、常時電源を使用して動作しており、エンジンが切れている状態でも、バッテリーから電気を供給しています。
あるメーカーの製品は、衝撃が加わったことをトリガーにして録画を開始しますが、それまでは消費電力を抑えるようになっています。ほかにもカメラだけが動いていて、映像に変化があると動作を開始するという製品もあります。こちらは消費電力も多くなるので、頻繁に乗らない人の場合はバッテリー電圧が低下してしまうことがあります。
駐車監視機能を持ったドライブレコーダー向けには、専用の電源アダプターが別売されている製品が多く、バッテリー上がりを防止するため、ある電圧まで低下した場合、ドライブレコーダーへの電源供給を中止するセーフティ機能が採用されています。
ドライブレコーダーが自動ブレーキに電波干渉するという噂があるが本当なのか?
確かにそういう話はあります。ただし実際に電波干渉を起こすのかを再現するのは、社外品メーカーでは安全性の面からも難しい状況です。
昔から地デジなどは電波干渉しやすいということが確認されていて、今発売されている製品は地デジに影響を及ぼすような電波が漏れないように、ノイズ対策をした設計となっています。
取扱説明書には、自動ブレーキのカメラなどがあるセンター部分から離して取り付けるようには書かれています。そうすれば電波干渉はしにくいのではないかと思われます。
安いドライブレコーダー(型落ち品を除く)に関しては、このノイズ対策がされていないものが多いので、地デジが映らなくなるなどのトラブルが発生するということはよく聞きます。
ドライブレコーダーは、クルマのフロントガラスに貼り付けても問題ないのか?
保安基準で「前面ガラスに道路及び交通状況に係る情報の入手のためのカメラを設置することができる」となっています。ただし場所も規定されており、ガラス高さ方向の上部20%とされています。その範囲に貼らないと、ドライブレコーダーであっても保安基準に違反しているとみなされます。
夏場にフロントガラスに貼ってあると心配。ドラレコは何℃まで撮影可能なのか?
弊社のドライブレコーダーであれば、80℃の状態で8時間連続稼働させる条件で動作確認テストを行っています。この温度までであれば、正常に作動することを確認しています。
ただし、通常使用している環境では、80℃まで達することはないと考えられます。真夏でも人が乗っている状態ではエアコンも使用しているので、高くても40〜50℃くらいと考えられますので、問題なく使用していただけます。
事故などもしもの際に必須。ドライブレコーダーをその場で見ることができるのか?
製品によります。ディーラーオプションなどでモニターのないものは、その場での確認はできないと思います。
弊社の製品も含めて、背面にモニターを搭載した製品に関しては、再生機能を搭載していますので、その場で確認することができます。しかし、モニターサイズが小さいので、ナンバーなど細部まで確認は難しいと思います。
弊社の製品に関しては、HDMIとアナログのAV出力が付いているのでナビ連動も可能で、大きい画面で確認することもできます。録画した映像だけでなく、リアルタイムの映像も確認することができます。
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