ブレーキ関係パーツ&用品の寿命
●ブレーキパッド
2万〜3万km(目安)
ブレーキパッドの寿命はクルマの使われ方(高速道路が多い、街乗りが多い)などによって大きく変わってくるのだが、ひとつの目安は2万〜3万kmと言われている。逆に3万km走っていても厚みが残っていれば使ってもいい。
またブレーキパッドは重要な部品だけに減れば特に輸入車ならメーター内の警告、日本車もブレーキを踏んだ際に大きな音(キーキー音)が出るので交換タイミングを逃すことはないだろう。
ただ新品から10年以上経ったようなブレーキパッドは危険回避などのためにフルブレーキした際に破損する恐れがあるので、早急に交換したい。
●ブレーキローター
クラックが入った時または1mm程度の摩耗時
ブレーキパッドが掴むブレーキローターはクラックが見つかれば当然ながら、走行距離より1mm程度の明らかな摩耗、レコード盤のような減りが出た時が交換時期だ。
●ブレーキフルード
新車から3年、それ以降は2年のタイミング
存在感が薄いブレーキフルードは、車検時に交換してくれるケースがほとんどなので気にも留めてないだろうが、寿命は意外に早い。
エンジン関係パーツ&用品の寿命
●エンジンオイル(例:ホンダ車)
【NA車】
純正の高性能オイルを使用:1万5000kmか12か月の早いほう
標準オイルを使用:1万kmか12か月の早いほう
NA車の場合は1回のドライブが8km以下(エンジンオイルは油温が適温まで上がる前にエンジンを切るような使い方も負担になる)など、シビアコンディションと呼ばれる条件の厳しい使われ方の場合は通常の半分のサイクルでの交換が指定されている。
【ターボ車】
オイルの種類に関係なく5000kmか6カ月の早いほう
他社のクルマもおおむねこのくらいのサイクルだ。ただしサーキット走行のようなスポーツ走行をした場合はエンジンオイルも早めに交換した方が無難だろう。また定期的な量の確認も必要だ。
●冷却水(例:マツダの登録車)
新車から3年、以後2年
長寿命のLLCの場合は初回9年か18万km、以後4年か10万kmの早いほう
エンジンの冷却水は水と寒い時期の凍結や錆を防止するLLCから構成されており、特に長寿命タイプのものが新車から入っていれば交換を忘れてもいいくらい寿命は長い。
●補機ベルト(例:マツダ車)
3年か6万kmの早いほう
エンジンの力を使って動かすエアコン、オルタネーター、ウォーターポンプなどの補機ベルトも、熱にさらされるエンジンルームにあるので定期的な交換が必要だ。
●エアクリーナー(例:マツダ車)
登録車:5万km
軽自動車4万km(シビアコンディションの場合は通常の半分の走行距離)
●プラグ(例:マツダ車)
白金、イリヂウムプラグを使う登録車:10万km(ロータリーエンジンのRX-8 は6万km)
白金、イリジウムプラグを使う軽自動車:新車から36カ月、それ以降24カ月 か4万kmの早いほう
※ノーマルプラグの場合は点検時の状況に応じて
白金、イリヂウムプラグを使う登録車であれば、長寿命LLCと同じように新車からであれば交換を忘れるくらい寿命は長い。
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