アクアクロスオーバー/SUV度指数80点
アクアの1グレードとして用意されるクロスオーバーは、フリードクロスターやトヨタ4車種のグランパーに比べると、SUVらしさが強い。
最低地上高はほかのグレードに比べて30mm高い170mmに設定され、サスペンションのセッティングも異なる。乗り心地は標準ボディよりも少し硬く、操舵に対する反応は若干機敏だ。
フェンダーのホイールアーチを縁取る樹脂パーツも装着した。グレード名が示す通り、SUVと標準グレードの中間的なクロスオーバーだが、SUVの方向へ少し踏み込んだチューニングを施している。
スバルXV/SUV度指数:100点
一見なんちゃってクロスオーバーSUVに見えるが、本物のクロスオーバーSUVと言えるのがスバルXV。インプレッサスポーツをベースにアンダーガードやホイールハウスやサイドシルなどに「サイドクラッディング」と呼ばれる樹脂製の加飾パーツ 、ルーフレールを装備。
AWDシステムも悪路での走破性を高める電子制御システム「X-MODE」も備えたACT-4と呼ばれるAWDシステムを採用している。最低地上高はインプレッサスポーツの130mmから70mmアップした200mmとなっている。
2019年11月15日から発売される新型では、水平対向エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレイン「e-BOXER」搭載グレードを拡大。従来の2Lエンジン搭載車は「e-BOXER」仕様に切り替わり、「2.0e-Lアイサイト」、「2.0e-Sアイサイト」に変更。最上級グレードの「アドバンス」は継続して設定されている。
カローラトレック/SUV度指数:85点(参考)
新型カローラツーリングが発売されたが、欧州ではカローラツーリングの追加グレードとして、クロスオーバースタイルのカローラトレックがラインナップされている。
最低地上高はカローラツーリングスポーツの135mmから20mmアップの155mとして、エクステリアでは前後バンパー下部の樹脂製ガード、フェンダーの黒い樹脂製のオーバーライダー、サイドシルの樹脂製ガードを追加している。
設定されるパワートレーンは1.2L直列4気筒ターボ、1.8Lハイブリッド、2Lハイブリッドの3種類でカローラツーリングに準じている。
インテリアはシート生地の若干の変更程度で、同じ乗用車とクロスオーバーでも、インプレッサスポーツとXVほどの違いはない。アクアに設定されるクロスオーバーと標準車と同等の違いといったところだろうか。
日本での発売は明らかにされていないが、発売される可能性は極めて高いので、期待して待っていよう。
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