ダイハツのオラオラ顔は?
●ムーヴ:2019年1~9月:4万3431台(カスタム比率:約30%)、9月単月6071台(カスタム比率:約30%)
「カスタム=オラオラ顔」というイメージが定着したのは、この十数年ほどのようで、たとえばダイハツのムーヴは先代からカスタムグレードにめっきグリルを採用。他の軽自動車モデルを扱うメーカーも追従していった。
「カスタム」の名称を初めてグレード名として採用したのは「ムーヴ」。1997年5月のマイナーチェンジで追加された。
その後に2003年発売のスーパーハイトワゴンであるタントにも、2005年からカスタム仕様が加わっている。それ以来、ムーヴとタントには常にカスタムシリーズが設定されるようになった。
現行ムーヴは標準、カスタムがラインナップしているが、カスタムの比率は30%とほかのモデルと比べると少ない。標準顔も目立つグリルでオラオラ顔に見えなくもないからか?
■タント(2019年7月9日フルモデルチェンジ後)
2019年7~9月:5万3216台(カスタム比率:約60%)、9月単月:2万1858台(カスタム比率:約60%)
タントはムーヴの約30%という穏やかな構成比率に比べるとカスタム比率が約60%と高くなっている。
ダイハツ広報によれば、タントについては「2019年7月以降は新型が大半のため、初期現象としてカスタムが多めに出ていますが、モデルを通しては50%程度を想定しています」とのこと。
ホンダは意外に控えめな採用?
■N-BOX全体:1~9月:20万2044台、9月単月:2万8484台
N-BOX(標準顔):1~9月:48%(97873台)、9月単月:48%(1万3757台)
N-BOXカスタム(オラオラ顔):1~9月:49%(9万9277台)、9月単月:50%(1万4191台)
N-BOXスラッシュ:1~9月:3%(4894台)、9月単月:2%(536台)
2017年、2018年新車販売ナンバー1のN-BOXにも標準顔とオラオラ顔のカスタムがラインナップしているが2019年1~9月のデータでは標準顔が48%、オラオラ顔のカスタムが49%とほぼ同数となっているのがおもしろい。
■N-WGN(2019年8月9日発売)
N-WGN全体8~9月:9003台、9月単月:2121台
N-WGN(標準顔):8~9月:56%(5023台)、9月単月:59%(1253台)
N-WGNカスタム(オラオラ顔):8~9月:44%(3980台)、9月単月:41%(868台)
2019年8月9日に発売されたN-WGNは現時点では柔らかな顔立ちの標準仕様と目つきの悪いカスタムの販売割合は、標準56%対カスタム44%となっていて、ソフトな印象のほうがマーケットに受け入れられているようだ。
■ステップワゴン全体:1~9月:43178台、9月単月:5621台
ステップワゴン:1~9月:8%(3307台)、9(月単月:6%(356台)
ステップワゴン・スパーダ(オラオラ顔):1~9月:56%(24399台)、8月単月:60%(3331台)
ステップワゴン・スパーダ(ハイブリッド、オラオラ顔):1~9月:36%(15472台)、9月単月:34%(1934台)
いっぽう、ステップワゴンはオラオラ顔のスパーダはガソリン、ハイブリッドと合わせて92%と、オラオラ顔が圧倒的に人気だ。
■オデッセイ全体:1~9月:12174台、9月単月:1654台
オデッセイ(標準):1~9月:5%(623台)、9月単月:4%(69台)
オデッセイ・ハイブリッド(標準):1~9月:2%(282台)、9月単月:3%(47台)
オデッセイ・アブソルート(オラオラ顔):1~9月:35%(4204台)、9月単月:33%(549台)
オデッセイ・ハイブリッド・アブソルート(オラオラ顔):1~9月:58%(7065台)、9月単月:60%(989台)
オデッセイに関してもガソリン、ハイブリッドと合わせて93%とアブソルートが圧倒的に人気だ。
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