ヴィッツ、タントなど人気モデルの初代と現代 偉大な始祖を超えられたのか?


タウンエースノア

販売期間:1996~2001年

アクティブな若者、ファミリーをターゲットにしたアウトドア志向のフィールドツアラーもラインナップ。雰囲気優先と言われようが販売は好調だったライトエースノア

 1996年にデビューしたタウンエース/ライトエースのワゴンモデルで、ノアのサブネームが付加された。厳密にはノアの前身モデルだが、ノアの初代モデルとして見ていきたい。

 トヨタの小型商用車であるタウンエース/ライトエースのワゴン版ということでベースとなっているのは商用車だ。これは商用車の日産バネットからバネットセレナが誕生したのと同じ手法で、当時はBOXタイプミニバン専用モデルを持たなかったトヨタ、日産がホンダステップワゴン対抗として苦肉の策でデビューさせたという背景がある。

 乗用タイプミニバンのイプサムのキャラクターイプーに対抗するように、ノア君ファミリーを専用キャラクターとして設定していた。

タウンエースノア時代が嘘のような進化を見せている現行ノア。先代モデルよりも現行モデルのほうが顔が精悍になって人気が復活傾向にある

 セミキャブオーバー、当時のトヨタの安全ボディGOAの採用、豪華版のロイヤルラウンジの設定などミニバンとして機能を備えていた。

 しかしステアリングの位置、ドライビングポジションは商用車のままで、乗用車からの乗り換え組いは違和感があり、お世辞にもクルマの完成度は高いとは言えなかったが販売面では好調だった。

 現在のガッチリしたボディのノア/ヴォクシーとは比べようもないくらいチープだった、といった言い過ぎだろうか。

 エンジンは2L、直4DOHCと2.2Lディーゼルターボの2種類。

 今のノア/ヴォクシーに比べて優れている? 点とすれば、シートアレンジが多様だったこと。まぁ、ミニバンのシートアレンジのニーズが今はない、と言ってしまえばそれまでだが、ユーザーのニーズに応えようとする姿勢は今も昔も変わらないということだろう。

派生車のヴォクシーは今や本家のノアを凌駕する人気を誇る。今後車種整理するにあたり、ノアを吸収してヴォクシーの身になる可能性が高いと言われている

スバルインプレッサ(初代)

販売期間:1992~2000年

空力にこだわりながらも室内スペースの確保のため全高を高くするなど随所にスバルのチャレンジ魂が盛り込まれている初代インプレッサセダン

 レガシィの下に位置するセダン&スポーツワゴンとして1992年にラインナップ。当時スバルが力を入れていたWRCのベース車両になることが開発段階から決まっていた。

 ボディサイズは全長4340×全幅1690×全高1405mmと非常にコンパクトで、今考えてもジャストサイズのセダン&スポーツワゴンだった。ただし、ワゴンは荷室が狭く、ハッチバック的なキャラクターだった。

 エンジンはすべて水平対向で1.5L、1.6L、1.8L、2L、最強の2Lターボなどモデルライフを通して多岐にわたり設定していた。

初代のスポーツワゴンはテールゲートの角度がきつく積載量も少なかったためワゴンというよりもハッチバック的な使われ方をした

 インプレッサといえば最強バージョンのWRX STIが注目の的だが、もともとは限定車として販売(1994年のバージョンI、1995年のバージョンII)だったが、1996年のバージョンIIIからカタログモデル化された。

 初代インプレッサセダン&スポーツワゴンは派生車が豊富に登場したことでも有名だった。失敗、成功にかかわらずアグレッシブだった。

 そのインプレッサも現在ではWRX系は独立モデルとなり、通常モデルも大型化されてクラス、キャラクターとも大きく変貌。

 日本車は大型化が顕著だが、インプレッサは代表格でもある。

スバルのクルマの質感が大いに高まっているが、それを如実に示しているのがインプレッサ。クラス、キャラクターとも初代からガラリと変わった

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