ジムニーの届け出済み未使用車いわゆる新古車は全国に50台以上!
そのほか、届け出済み未使用車、いわゆる新古車も調査してみた。2020年2月中旬現在のジムニーの納期は約10カ月になっているのにもかかわらず、新古車は全国に50台以上も流通していたのには驚いた。
届け出済み未使用車というのは、販売店が自発的にオーダーをしたクルマでまだ登録をしていないクルマのこと。
2018年式のXGが走行距離6kmで168.8万円から、2020年式のXC、259.9万円など、総流通台数305台のうち、実に50台以上の未使用車が流通している。これは、はっきりと届け出済み未使用車と明記してあったものだ。
2018年式、2019年式、2020年式それぞれの年式があり、走行距離は十数kmから100km未満のクルマが多い。
安いか高いかを見極めるには、正規店に同じ車種の新車に同じ装備をつけて法定&法定外諸費用を含めて計算してもらい、これらでこれを展示してある新古車と比較し、どちらが買い得かを比較すればすぐわかる。
なかには20万円以上の価格設定をしているクルマもある。高くてもよいから早く乗りたいというユーザーがかなり存在するのでプレミアムがついたりするのだ。
ユーザーの好みに合わせて、ボディカラーやトランスミッション、メーカーオプションを設定できないが、同じ仕様の未登録新車や未使用中古車が見つかると、1週間もあれば手元に届き、乗ることができるというメリットがある。
その一方で、やはりプレミアム価格が付いているので、10カ月の納車期間を待てるという人は当然新車を選んだ方がいいだろう。
現行ジムニーの中古車の流通台数は305台で平均価格は230.1万円(このなかに新古車も含む)。
2019年11月時点での流通台数は225台、平均価格は約224万円だったから流通台数が増えて、平均価格も上昇していることがわかる。
中古車といっても走行距離3000~5000kmと少なく、XCグレードが最も多い。250万円以上の価格をつけているものはリフトアップ車やカスタム車両となる。
一方、1.5Lのジムニーシエラは、流通台数103台、平均価格は261.7万円。中古車価格帯は205.7万~445万円だが、280万円以上のクルマはリフトアップしているものやフルカスタムのコンプリートカーが多い。
ジムニーシエラの新古車についても、中古車の流通台数103台のうち、28台が新古車で、価格帯は205.7万円のジムニーシエラJCの2018年式9kmから、2019年式のジムニーシエラJC、走行距離8㎞が279.8万円までとなっている。軽のジムニーよりもプレミアム価格が付いており、割高な印象だ。
いずれにしても、人気が下がる見込みはなく、現状の生産台数のキャパシティをさらに上げて、ジムニー&ジムニーシエラの納期が3ヵ月以内にならないかぎり、中古車相場は下がっていかないだろう。
2020年7月頃に発売予定のダイハツタフトが登場すれば人気が分散され、納期が短くなる可能性もある。スズキがもう少しジムニー&ジムニーシエラの生産台数を増やして納期を短くしてくれることを切に望む。
※値引き情報は時期、地域によって異なりますのでご参考程度にお考え下さい。また中古車情報については2月12日現在のもので情報は変動しますのでご了承ください。
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