リッター110.1馬力/2代目インテグラタイプR(DC5型)
■2001年7月~2006年4月 K20A型2L、直4i-VTEC:220ps/21.0kgm
2001年にはインテグラのフルモデルチェンジに伴ってタイプRも2代目に変更。こちら2代目DC5型には2Lから最高出力220psを絞り出すR-specのK20 A型直4、2L DOHC i-VTECが搭載された。
初代、2代目ともにFF最速のハンドリングマシンと呼ばれたが、総合的に考えると、完成度の高い2代目よりも、軽いボディを自在に振り回せるジャジャ馬な初代のほうが楽しい。
2020年2月中旬現在の中古車相場は初代DC2型が90万~200万円で平均価格約140万円、2代目DC5型は60万~250万円付近で平均価格は約110万円となっている。
リッター102.0馬力/初代アコードユーロR
■2000年6月~2002年10月 H22A型2.2L、直4VTEC:220ps/22.5kgm
ピュアスポーツ志向だったシビックとインテグラのタイプRに対し、どこか欧州車的な「大人のスポーツ」を標榜したリッター100馬力超えのNA車が、ホンダ アコードユーロRだった。
2000年に登場した初代(CL1)が搭載したエンジンは、プレリュードのタイプSに搭載されたH22A型 直4 2.2L DOHC VTECをユーロR専用にチューンしたもので、その最高出力は欧州向けアコードタイプRを7ps上回る220ps。
11:1の高圧縮比とヘッドポートの研磨、さらに吸排気系にリファインを受けているのがその特徴となる。そして4ドアセダンであってもATは用意されず、「あくまで5MTのみ」というのもアコードユーロRの特徴だった。
アコードユーロRは2002年10月に2代目(CL2)へと進化し、エンジンは2.2Lから2LのK20A型 直4 2.0L DOHC i-VTECに変更。
リッター110.1馬力/2代目アコードユーロR
■2002年10月~2008年7月 K20A型2L、直4i-VTEC:220ps/21.0kgm
しかし最高出力は変わらず220psをマークし、依然として「リッター100馬力超えのNA車」であり続けた。そしてトランスミッションも5MTから6MTへと変更された。
2020年2月中旬現在の中古車相場は初代(CL1)が40万~110万円で、2代目(CL2)が50万~210万円といったところ。
初代の流通量はやや少なめだが、2代目は今なおまずまずの数が流通中。車両価格100万円前後のゾーンに、なかなか好バランスな個体が集まっているようだ。
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