■1~5位はハイパワー車が続々!
そしていよいよ5位から先は、ハイパワーなFR車が続々と出てくる。まずはスープラ。

俊敏な回頭性と針に糸を通すかのようにシャープな操縦性を味わえるのが醍醐味。ただし、狙ったラインからずれるとハンドリングはなかなかシビアで手にあまる面も。そこが微妙に暴れん坊だ。
4位はスカイライン400R。レスポンシブでパワフルなエンジンの吹き上がりは絶品! ハイブリッドには設定のない電子制御ダンパーが標準装備されるのもうれしい。

ただし、足回りは根本的にストロークが不足気味で路面の影響を受けやすく暴れがち、という気になる部分もあるが、とっても印象的な1台なので、よい意味での暴れん坊として上位に選んだ。
そしていよいよトップ3。ここでGT-Rの登場だ。

数年前までのGT-Rだったらおそらく1位に選んだはずだが、今の標準のGT-Rは洗練されて快適性が引き上げられている。それにGT-Rの場合はリアが暴れてもフロントで引っ張ってくれるので、攻めても安定している。
とはいえ570psものパワーを秘めた本当は暴れん坊将軍である素性は隠しきれず。ひとたびアクセルを踏みこむと、その片鱗がいやでも垣間見える。
2位は、これまた日産の長寿スポーツカーであるZだ。GT-Rが途中で大きく走り味が変わったのに対し、Zは基本的に出た当初とあまり変わっていないのがよくも悪くも持ち味。

ガサツだけど力強く吹き上がるV6エンジンや、ストロークが不足気味で路面にとられてあっちこっち行きたがる足回りなど、あまり走りは洗練されていないが、いかにも古典的なFRスポーツらしい豪快な走り味は、まさしく暴れん坊という言葉が似合う。
そして1位はレクサス RC Fだ。大排気量のV8エンジンは、荒々しくも上品な自然吸気ならではの絶品サウンドを放ちながら力強く加速してくれるし、独自のTVDによりグイグイ曲がるハンドリングも刺激的で楽しい。若い頃の凛々しい松平健のように、洗練された暴れん坊という感じだ。

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