渋滞している高速道路と一般道、どっちが早いのか!? 夏休み、お盆の長〜い渋滞を味わう前にぜひ知っておきたいところ。
5月中旬に実施された中央自動車道の集中工事区間に、3名の隊員からなる調査隊を送り込み、2台は中央道ルート、1台は下道を行くという計画で実験開始だ。
文/写真:ベストカー編集部
初出:ベストカー2017年7月10日号
渋滞表示板では一般道のほうが早着予想
八王子ICに近い「道の駅八王子滝山」に集合した3名の隊員。15時の時報とともに隊員AとBはそれぞれ中央道に向かう。
集中工事の区間は八王子ICから高井戸IC。連日、交通情報を耳にすると午後4時頃から上り線がほぼ全線にわたって渋滞となっている。石川PAから高井戸まで渋滞20km、通過にかかる時間90分、といった感じである。
Aは左車線キープ、Bは空いた車線をグリグリ行くこととして、隊長Cはあえて一番大変そうな一般道を行く試練を選んだ。
八王子IC手前の渋滞表示板には「高井戸まで国道20号50分、中央道70分」の表示。ここで隊員Bからの緊急連絡が入る。
「料金所のところでの渋滞表示は15km、通過に1時間というものでした。それよりも困りました!! どうやら高井戸まで全線にわたって連続車線規制で、走れるのは1車線のようです」
この時点で高速道路に2台送り込んだ意味はなくなった。八王子~高井戸間はもともと片側2車線で、集中工事のため全線で片側を規制して全区間1車線となっているということね。
一般道は交通量こそ少ないが……
気を取り直して一般道のレポート。八王子市内で国道16号線側道から都心方面へ向けて国道20号線(甲州街道)へと左折するのだが、この交差点、信号の間隔が短くやたらと待たされる。
交通量自体はさほど多くないものの、1回の青信号で数台しか左折できず、5回ほど待たされた。ここで10分ほどタイムロス。
いっぽうの中央道組は、全線渋滞とはいっても流れに波があるようで、八王子ICから日野バス停付近までは止まったり動いたりの渋滞するも、日野バス停を過ぎると一転、スーッと流れ始める。だがそれもあっという間で再び渋滞。
再び一般道を行く隊長C。国道20号日野バイパスは、交通量が少なめで基本的には順調に流れるのだが、ところどころで左車線を規制して樹木の伐採をやっていたり、なんらかの作業により車線規制が実施され、その都度流れが阻害される。
それでも八王子を出て35分後に国立府中インター入り口付近を通過した。
ここで中央道を行く隊員Aからの連絡。
「現在国立府中インター手前2kmの地点です。相変わらずのノロノロです」
一般道が先行しているぞ!!
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