ハイラックスサーフが生き残っていた! トヨタ北米専売SUV「4ランナー」日本発売熱望!

飾らぬコンベンショナルな作り

4ランナーTRDプロ2021年モデル
4ランナーTRDプロ2021年モデル
4ランナーベンチャーエディション2020年モデル
4ランナーベンチャーエディション2020年モデル

 4ランナーの現行モデルのグレード構成はいたってシンプル(整理されたというべきか)。かつては2.7L、直4も用意されていたが、現在は1GR-FE型4L、V6(270ps、377Nm)に5速ATを設定、FWDと4WDの駆動系が選択可能、後者にはトルセン式センターディファレンシャルが備わる。

 足回りはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアが4リンクリジッド式と、SUVとしてコンベンショナルな形式を採る。

4ランナーベンチャーエディション2020年モデル。かつてのハイラックスのイメージと重なる
4ランナーベンチャーエディション2020年モデル。かつてのハイラックスのイメージと重なる

 ちなみに、4ランナーの仕様をほかのトヨタのSUVとボディサイズ順に並べてみると以下のようになる。


●RAV4
全長×全幅×全高:4600×1855×1685mm
ホイールベース:2690mm
●ヴェンザ(数値はハリアーの日本仕様)
全長×全幅×全高:4720×1835×1690mm
ホイールベース:2660mm
●ランドクルーザープラド
全長×全幅×全高:4825×1885×1850mm
ホイールベース:2790mm
●4ランナー
全長×全幅×全高:4830×1925×1796mm
ホイールベース:2790mm
●ハイランダー
全長×全幅×全高:4950×1930×1730mm
ホイールベース:2850mm
●ランドクルーザー200
全長×全幅×全高:4950×1980×1880mm
ホイールベース:2850mm
●セコイア
全長×全幅×全高:5210×2030×1956mm
ホイールベース:3099mm

 このようにハイランダーが5mに届かんとする全長に達し、3列シートを備えることを考えると、4ランナーが昔ながらといっては失礼ながら、アメリカ的にほどよいサイズを有した、日常的な使い勝手により配慮したモデルであり続けていることがわかる。

RAV4
RAV4
ヴェンザ(日本名ハリアー)
ヴェンザ(日本名ハリアー)
ランクルプラドは2020年8月の一部改良でエクステリア、インテリアの変更はないが1GD-FTV型2754ccの直4DOHCディーゼルターボが27ps/5.1kgmアップの204ps/51.0kgmとなった
ランクルプラドは2020年8月の一部改良でエクステリア、インテリアの変更はないが1GD-FTV型2754ccの直4DOHCディーゼルターボが27ps/5.1kgmアップの204ps/51.0kgmとなった
ハイランダー。3列シートを備える
ハイランダー。3列シートを備える
ランドクルーザー200
ランドクルーザー200
トヨタのフルサイズSUV、セコイア(写真はTRDプロ2020年モデル)
トヨタのフルサイズSUV、セコイア(写真はTRDプロ2020年モデル)

すぐにでも日本で発売してほしい!

ラダーフレーム構造の本格的なクロカン四駆として大ヒットの予感!
ラダーフレーム構造の本格的なクロカン四駆として大ヒットの予感!

 今回のマイナーチェンジでは、従来から4WD仕様に設定されている、足回りにTRDが手がけた専用ダンパー、スプリングなどを採用した仕様に、最上級グレードとして「TRD Pro」が設定されるなど商品性の強化が図られた。

 4ランナーの2021年モデルの価格は3万6340~5万470ドル(約418万~580万円(1ドル=105円換算)。

 今回のマイナーチェンジは、モデル末期のテコ入れともとれなくもない。4ランナーを除いて、上記のモデルがすでにTNGAプラットフォームを採用していることを見ると、近い将来においてRAV4やハイランダーのように新世代のTNGAプラットフォームを採用して新型に移行することになるのか、気がかりになってくる。

 クロスオーバーSUVが新規マーケットを開拓するために次々と市場投入されているなか、4ランナーもピックアップの現行ハイラックスが細部までリニューアルされたことを考えると、ニューモデルの登場が期待される。

 このニューモデルの登場を待って、日本で発売してほしいと思ったが、現行モデルの写真を見ると、ワイルドでタフ、かつ洗練されたスタイリッシュさもあるので売れそうな気がする。

 2017年9月、実に13年ぶりに再登場したピックアップトラックのハイラックスは、初期受注の6割を若者が占めるほどの人気となった。

 きっと「クルマなんか一緒に見える」と思っていた若者が、ハイラックスのワイルドなスタイルに一目ぼれしたのではないだろうか。

 ハイラックスサーフもSUVブームの今、日本で発売すれば大ヒット確実となるのでないだろうか。

 ハイラックスサーフの日本発売熱望します!

インテリアほかのトヨタ車と同様、クオリティが高い
インテリアほかのトヨタ車と同様、クオリティが高い

【画像ギャラリー】ワイルドなクロカン四駆 新型4ランナー(日本名ハイラックス)を写真でチェック!

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダから出る新型スポーツの情報をキャッチ! 人気のジムニーノマド情報も充実のベストカー3/10号発売中

マツダから出る新型スポーツの情報をキャッチ! 人気のジムニーノマド情報も充実のベストカー3/10号発売中

ベストカーWebをご覧の皆さま、こんにちは! どうやら今年もスキーには行けそうにない編集部告知担当で…