話題沸騰&絶好調! 新型ハリアーがなんと北米進出!? その名もトヨタ ヴェンザとは?
高価格帯にも関わらず、約1か月で約4万5000台を受注するなど絶好調なハリアー。その納期は、4か月~最大7か月という話も聞く。そんな絶好調の新型ハリアーが、「ヴェンザ」という車名で、ついに北米デビューを果たすという。
なぜ日本専用車のハリアーが北米に送り込まれる狙い。そして北米版ハリアーの仕様についても解説したい。
文:大音安弘、写真:トヨタ
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新型ハリアーが北米でヴェンザの名で発売へ!
まずハリアーの歴史を簡単に振り返ると、1997年12月に、世界初の高級クロスオーバーSUVとして誕生。北米ではレクサス仕様の「RX」も投入され、国内外ともに一躍人気車へと成長を遂げる。
2003年には、ハリアーとレクサス RXがともに2代目へと進化。途中でハイブリッド仕様が加わるなど変化もあったが、基本、ハリアーとRXの装備などの仕様が異なる姉妹車であった。
ところが、2009年の3代目RXの登場で、日本のレクサスディーラーでも「RX」を導入することから、ハリアーは消滅の危機を迎える。
しかし、販売店やユーザーの声を受け、2代目ハリアーの販売を継続。RX投入後も、好調なセールスを続け、ハリアーの底力を見せつけた。
そこで2013年登場の3代目ハリアーは日本市場専用車として開発。ハリアーは独自の進化を遂げていくことになる。
ところが、今年誕生した4代目は、北米進出を決定。再び日本専用車ではなくなった。
もちろん、独自の進化を遂げたレクサス RXとの再統合ではなく、トヨタブランドのクロスオーバーSUVとして投入。その名を「ヴェンザ(Venza)」という。なぜ「ハリアー」ではないのか。
実は、かつて北米には、「ヴェンザ」というモデルが存在した。2005年のデトロイトショーで発表されたコンセプトカー「FT-SX」をベースに開発されたクロスオーバーワゴンで、2008年に投入。
デザインや仕様などは異なるが、新しいセダンを目指した「マークXジオ」に近い新感覚ワゴンであった。すでに2017年に販売を終了しているが、つい最近まで現役だったこともあり、その知名度をかわれ、北米版ハリアーの名称として採用されたようだ。
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