■日産の歴史を作ったスカイラインの意義は絶大(国沢光宏が選ぶ10台)
ハコスカは私の趣味です。申し訳ない! クルマ好きになった年代により、皆さんお好みのスカイラインは異なると思う。日産の歴史を作った意義たるや絶大! プリンス時代のS54Bが日本のクルマ好きを育てた。
もうひとつの流れがフェアレディZかと。これまたお好みでいい。私は初代のフェアレディZです。アメリカにおいて日産のブランドイメージを決定的なものにしたという点で存在意義は大きい。
さらにもうひとつの流れとしてブルーバードを挙げておく。実際に強かったのはPA10バイオレットだったものの、ラリーがヨーロッパでのブランドイメージを作り上げてます。個人的にはBe-1やPAOなどのパイクカーを1台入れたいところ。プリンスロイヤルについちゃ別格での扱いで。
1位…ハコスカGT-R
2位…初代リーフ
3位…初代フェアレディZ
4位…R35GT-R
5位…510型ブルーバード
6位…PA10型バイオレット
7位…初代シーマ
8位…S13型シルビア
9位…Be-1
10位…プリンスロイヤル
■一番スゴイのはやっぱり現行GT-R(岡本幸一郎が選ぶ10台)
50代でクルマに早熟だった筆者にとっても昔の日産はスゴかったなと、あらためて思う。「殿堂」という言葉はトヨタよりも日産のほうが似合う。これ以外にも入れたいクルマがいっぱいあったほどだ。
でも一番スゴイのはやっぱり現行GT-R。これだけの性能を実現して世界を驚かせたのはたいしたものだ。
以下は、もはや説明不要の誰しも納得の往年の名車とバブル期にもてはやされたクルマがそれぞれ何台か並んだ。順位をどうするかも悩んだけれど筆者としてはこんな感じ。
Z32は現役時代は走りの評価があまり高くなかったけど、デザインはいま見ても素晴らしい。9位には乗用車として日本で初めてターボを搭載したセド/グロを。10位は世界初の量販EVであるリーフが晴れて「電動」入り(笑)。
1位…R35GT-R
2位…初代フェアレディZ
3位…R32スカイラインGT-R
4位…ハコスカ
5位…ケンメリスカイライン
6位…S13型シルビア
7位…初代シーマ
8位…Z32型フェアレディZ
9位…430型セド/グロ
10位…初代リーフ
* * *
■まとめ
こうしてみると、日産の歴代車種ラインナップの充実度を改めて実感させられた。
R32GT-Rが9位、Z32型Zが17位、「グランツーリスモ」で一世を風靡したY32セド/グロはランク外。ローレルの名も(ファンの方は納得いかないかもしれないが)挙がっていないのだから、いかに“つわもの揃い”であることか。
その一方でスカイラインは4代目ケンメリが5位、8代目R32が12位、3代目C10が13位に入るほか、GT-Rも上位にランクインするなど、プリンス系とはいえ、日産を代表する存在だと再認識させられる思いがする。
そんななかでトップをとったのはS30型 初代フェアレディZ。1位に挙げた人はいなかったものの、全員が2位か3位に入れ、見事総合1位選出を果たした。日本のモータリゼーションに革命を起こした1台としても、ふさわしいのではないだろうか。
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