ジムニー スイフト アルトワークス …スズキの100年記から選ぶ 殿堂入り名車ランキング2020

■バランスよしカッコよしのカプチーノで議論の余地なし!(国沢光宏が選ぶ10台)

 今までスズキが作ったクルマで最もバランスよくてカッコよくて凝っているのは、議論の余地なくカプチーノである。このクルマのためだけに本格的な縦置きエンジンの後輪駆動を作り、サスペンションなんか前後ダブルウィッシュボーンですよ! 軽量化のため、ボンネットや凝った構造の脱着式ルーフはアルミ製! ステキなステキなクルマでした。スズキにとってのバブル景気だったんだと思う。

 初代ジムニーもスズキらしさあふれるモデルです。倒れてもひとりで起こせる軽量ボディに粘り強い2ストロークエンジンを搭載しており、スーパーマンのようなクルマでしたね~! はたまた初代アルトは、これまたスズキらしさ満点。コロナ禍で景気低迷している今こそ必要なコンセプトのクルマだと思う。

1位 カプチーノ 
2位 初代ジムニー 
3位 初代スイフトスポーツ
4位 2代目ジムニー 
5位 2代目スイフトスポーツ 
6位 初代カルタスGT-i
7位 初代アルトワークス 
8位 初代エスクードノマド 
9位 初代アルト
10位  ツインハイブリッド

■手頃ながら充実楽しいスイスポがイチバン!(岡本幸一郎が選ぶ10台)

 走りを求める筆者としては、スイフトスポーツがイチバン。どの世代も手頃な価格ながら中身が充実していて走りが楽しい点で共通するが、その存在を世に知らしめた最初のモデルを代表としたい。

 2位は軽自動車の世界で同様のことをやってのけた初代アルトワークス。小さな車体に秘めた圧倒的な加速力が鮮烈に印象に残っている。

 3位はスズキといえば絶対外せないジムニー。より幅広い層に向けた2代目をあえて選ぶことにしたい。4位はカプチーノ。スズキにもこんなに本格的なFRスポーツが存在したのは快挙だ。

 以下は、軽自動車の時代を変えたワゴンR、デザインで魅せたラパンとハスラー、時代を先取りしたエスクード、奇抜な「マー坊」、「47万円」が印象的なアルトを選んだ。

1位 2代目スイフトスポーツ
2位 初代アルトワークス
3位 2代目ジムニー
4位 カプチーノ 
5位 初代ワゴンR
6位 初代アルトラパン
7位 初代ハスラー
8位 初代エスクード
9位 マイティボーイ
10位  初代アルト

*   *   *

■まとめ

 歴代スズキ車から選ぶ殿堂入りモデルのナンバーワンは、松田氏が1位に、国沢氏が2位に挙げた初代ジムニーに決定。タフな走破性能や現在まで続くほかにはないコンセプトなどが高く評価された結果で、2代目モデルも5位にランクインした。

 2位は希少な軽のFR2シータースポーツとして国沢氏が1位としたカプチーノ。3位は岡本氏が1位に挙げた本格コンパクトスポーツの2代目スイフトスポーツ。

 なお、スイフトスポーツは初代モデルが9位にもランクインしている。4位になったのは松田氏と片岡氏が選んだRRレイアウトの軽スポーツ、フロンテクーペ。8位の初代アルトは、国沢氏、片岡氏、岡本氏の3人がベスト10内に選んでいる。

【画像ギャラリー】「人」に応え続けた100年! スズキ殿堂入り20モデルをギャラリーでチェック!!!

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