SUVが世界的なブームになって久しい。
日本でもSUVのラインナップはここ数年激増しているが、海外で売っているSUVを見ると、日本製なのに日本では売っていないSUVも多く、さらにそのなかには「どうして日本で売ってないの?」と感じるような魅力的なものも少なくない。
色々事情もあろうが日本人としては悔しいことこの上なしだ。現在のところ「海外専売」とされている総勢41台をピックアップ。魅力的に感じるものがあれば、ぜひメーカーに日本導入を要望してほしい。
【画像ギャラリー】日本から消えてしまったモデルも多数!!! 海外専売SUVをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年9月のものです
文/永田恵一、写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年10月26日号
■トヨタ編
●ハイランダー(1/41)
ハイランダーは日本でも初代モデルだけ販売されたラージ3列シートSUVだったクルーガーの海外名で、現行型で4代目モデルとなる。現行型は2.5Lハイブリッドをメインに3.5L V6もあり、特に米中では人気車となっている。
●フォーチュナー(2/41)
東南アジア、インド、オセアニアで販売される、ランクルプラドをカジュアルな方向にしたラージSUV。新興国では憧れの存在となっている1台だ。
●セコイア(3/41)
アメリカ専売で、ランクル200に近い成り立ちながらさらに大きなボディを持つ3列SUV。
●4ランナー(4/41)
日本では2009年に絶版となったハイラックスサーフだが、アメリカでは4ランナーの車名で継続中。4L V6を搭載し、4WDに加え2WDも設定する
●カローラクロス(5/41)
7月にタイで発表された、車名どおりカローラをベースとしたSUV。日本で販売される3ナンバーサイズのカローラ同様にTNGA-Cプラットフォームを使うが、リアサスペンションはラゲッジ拡大のためトーションビームとするなど芸が細かく、早急な日本導入が望まれる、
■レクサス編
海外専売はほとんどないのが特徴。
●GX(6/41)
アメリカで販売されるランクルプラドのレクサス版。4.6L V8を搭載し、車名はGX460を名乗る。内外装はスピンドルグリルなどでレクサス化され、6人乗りと7人乗りの3列シート。
●UX300e(7/41)
レクサスのエントリーSUVとなるUXをEV化したモデルで、欧州と中国で販売される。航続距離はEUモードで約300km、0-100km/h加速も7.5秒と速い。今年(2020年)末に日本導入予定。
■日産編
完全に日本より海外が充実している(怒)。
●NEWローグ(8/41)
ローグはエクストレイルのアメリカでの車名で、もうすぐ次期型のデリバリーが始まる。SUVらしいスタイルやプロパイロットの進化など、期待が大きいモデルなので日本でも早く欲しい。
●ローグスポーツ(9/41)
現在日本で販売されるエクストレイルの全長を縮めたミドルクラスのなかでは小さいSUV。アメリカ、中国、オセアニアで販売されている。
●ジューク(10/41)
SUVクーペの先駆車だったジュークはモデルチェンジされたが、販売は欧州、オセアニアのみ。
●パスファインダー(11/41)
ムラーノを拡大し、3列シートとしたラージSUV。アメリカとオセアニアで販売される。
●パトロール(12/41)
日本ではだいぶ前に絶版となったサファリも海外では継続中。
●ムラーノ(13/41)
2代目モデルを最後に日本では絶版となったムラーノもアメリカと中国で継続中。2代目からのキープコンセプトで、アメリカでは3.5L V6、中国では2.5L直4と2.5L直4SC+モーターのHVを設定。
●キャシュカイ(14)
ローグスポーツの欧州仕様で、日本でも一時期販売されたデュアリスの後継車となる。1.3Lガソリンターボと1.5L&1.7Lのディーゼルターボを搭載。
●テラ(15/41)
新興国で販売されるピックアップトラックベースのSUV。かつてのテラノの現代版的存在だ。
●アルマーダ(16/41)
アルマーダは本格ラージ3列シートSUVとなるパトロールのアメリカ名だ。2列目がキャプテンシートとなる仕様もあり、5.6L V8を搭載。
●マグナイト(17/41)
インドで7月にティザー的に発表され、近いうちに市販化されるコンパクトSUV。ルノートライバーがベースで、2列シートとなる模様。
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