ハリアーからレヴォーグまで…最激戦区 300万円台の目的別お薦めベストカー

■わりと頻繁に3列目シートを使います

(選者/渡辺陽一郎)

 この価格帯のミニバンで3列目が最も快適なのは改良を控えるオデッセイだ。低床だから床と座面の間隔が充分に確保され、足を投げ出したり膝の持ち上がる不自然な姿勢になりにくい。

 しかも3列目のシート形状も優れ、座り心地にもボリューム感を持たせた。

【オススメNo.1】ホンダ オデッセイアブソルートホンダセンシング(7人乗り):338万7000円(CVT)…アルファードで決まり……と思いきやオデッセイをNo.1選出。優れた3列目だ
【オススメNo.1】ホンダ オデッセイアブソルートホンダセンシング(7人乗り):338万7000円(CVT)…アルファードで決まり……と思いきやオデッセイをNo.1選出。優れた3列目だ

 No.2はアルファード。オデッセイに比べると床と座面の間隔が足りず、左右に跳ね上げて畳むから、体を包む形状にもできなかった。それでも頭上と足元の空間は広く、畳んで荷物を積む時の荷室容量も大きい。

【オススメNo.2】トヨタ アルファードS(7人乗り):390万8000円(CVT)
【オススメNo.2】トヨタ アルファードS(7人乗り):390万8000円(CVT)

■クルマは居住性&乗り心地重視派です

(選者/渡辺陽一郎)

 300万円台で、居住性と乗り心地が最も快適なモデルはカムリGだ。17インチタイヤを装着しており、18インチに比べると、適度な柔軟性が伴う。

 セダンボディによる振動の伝わりにくさや遮音性も、快適性を向上させている。後席の頭上や足元の空間も広く、大人4名が乗車して、長距離を快適に移動できる。

【オススメNo.1】トヨタ カムリG:379万4000円(—)…遮音性が磨かれ、超快適に移動できるのがカムリだ
【オススメNo.1】トヨタ カムリG:379万4000円(—)…遮音性が磨かれ、超快適に移動できるのがカムリだ

 No.2はレガシィアウトバックだ。北米ではすでに新型が登場しており、国内仕様はモデル末期だが、足回りが柔軟に動く。後席も広く長距離移動も快適だ。

【オススメNo.2】スバル レガシィアウトバックリミテッド:363万円(CVY)
【オススメNo.2】スバル レガシィアウトバックリミテッド:363万円(CVY)

■コストパフォーマンスにこだわるなら?

(選者/国沢光宏)

 イチ押しはハリアー。おそらく現在売ってる日本車のなかで最もコストパフォーマンスが高いと思う。なにしろリセールバリューめちゃくちゃ高い。

 3年後に手放すような乗り方をするのならハリアーしかないとすら考えるほど。長い距離を乗るのなら少し高くなるがハイブリッドを選んでおくべし。

【オススメNo.1】トヨタ ハリアー2.0Gレザーパッケージ(4WD):391万円(CVT)…リセールバリューを含めたコスパでこの2台を選出。トヨタ車強し
【オススメNo.1】トヨタ ハリアー2.0Gレザーパッケージ(4WD):391万円(CVT)…リセールバリューを含めたコスパでこの2台を選出。トヨタ車強し

 No.2にアルファードを挙げておく。このクルマもリセールバリューのよさで飛びぬけている。迷った時はアルファードにしておき、欲しいクルマ見つかったら乗り換えればいい(?)

【オススメNo.2】トヨタ アルファード S(7人乗り):390万8000円(CVT)
【オススメNo.2】トヨタ アルファード S(7人乗り):390万8000円(CVT)

■趣味のアウトドア遊びに便利なクルマ

(選者/国沢光宏)

 少しばかり破天荒なクルマ選びになるけれど、ハイラックスなどいかがだろうか?

 5人乗れるうえ、けっこうな遊び道具を積み込める。ルーフキャリアなど付ければ鬼に金棒。ヒッチメンバー付けてトレーラー引っ張ることだって可能だ。

 これくらい遊べるクルマ、ほかに知らないです。リセールバリュー文句なし。ディーゼルだからロングドライブしたって安くつく。

【オススメNo.1】トヨタ ハイラックスZ:387万6000円(6AT)…男のアウトドア遊びならこれでいこう! とイチ押しはハイラックス!
【オススメNo.1】トヨタ ハイラックスZ:387万6000円(6AT)…男のアウトドア遊びならこれでいこう! とイチ押しはハイラックス!

 はたまたハイエースのスーパーロングなども面白い。遊びのベースとして使えるしリセールバリューもいい。

【オススメNo.2】トヨタ ハイエース スーパーロング(5人乗り):319万2000円(6AT)
【オススメNo.2】トヨタ ハイエース スーパーロング(5人乗り):319万2000円(6AT)

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