日本のお正月の風物詩、箱根駅伝。
大学生たちがつなぐ「襷(たすき)の物語」に、年初から感動する方も多いのではないでしょうか。
そしてクルマ好きなら毎年恒例、「先導車はどんなクルマか」というのも気になる視聴ポイント。
かつては三菱車が、そののち(2004年〜)ホンダ車が、さらに2011年から昨年まではトヨタ車が先導車(大会本部車、大会会長車)を務めています。
2018年大会(1月2日、3日)も昨年までと同じく、トヨタが協賛社として各大学に配備される運営管理車をすべて提供(!)するとともに、(一部車両を除き)運行ドライバーもあわせて派遣することが決まっています(!!)。
本項では箱根駅伝2018年大会(第94回)の先導車は何か? そしてトヨタが派遣しているという「運行ドライバー」はどんな人なのか? トヨタに聞いてみました。
文:べストカーWeb編集部 写真:共同通信イメージズ、ベストカーWeb編集部
■「先導車」といってもたくさんあるが……
【Q.2017年に開催された「第93回箱根駅伝」の先導車はプリウスPHVだったと記憶しておりますが、2018年「第94回」の先導車の車種をお伺いできますでしょうか】
上記のような大変ストレートな質問をトヨタ広報部に送ったところ、すぐに以下の回答をいただきました。
A.先導車と言ってもたくさんありますが、隊列の中で動いている以下をお答えさせていただきます。
◎大会本部車(審判長乗車) PHV GR-SPORT
◎大会会長車(学連会長乗車) MIRAI
なにーっ!!
「MIRAI」が先導車として使用される、というのはある意味予想どおりでした。トヨタ唯一の、いや世界で唯一の量販型燃料電池車であり、トヨタの技術的シンボルカー。
発売直後の2015年大会でも先導車(大会本部車)として使用され、昨年(2016年大会)でも技術総務車として投入されました。
MIRAIなら排気ガスも出さないし、往路107.5km(約5〜6時間巡航)、復路109.6km(同)も問題なく走りきるでしょう。
しかし今年のポイントはもう一台。「大会本部車(審判長乗車)」です。
プリウスPHV GR SPORTってマジか。
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