当面は、日本導入は考えにくい
日産と同じく、インフィニティも販売は不調だ。インフィニティにとって、QX50、そしてQX55は、ブランド存続をかけた重要なモデルであり、これらのモデルがヒットしなければ、インフィニティは、ブランド消滅も否定できない。
まずは、メインマーケットである海外市場で、QX55をしっかりヒットさせること。そうして体力をつけたのちには、ぜひお膝元である日本市場への導入も検討してほしい。
日本で、メルセデスベンツやBMWよりもレクサスが売れている理由には、もちろんデザインや他の要素もあるだろうが、どこかで日本人が「日本メーカーのクルマがいい」という思いがあるからではないか、と筆者は考えている。そう考えれば、インフィニティ、そしてアキュラにも勝算はなくはない。
魅力的なSUVがあるのに、生まれ故郷の日本で購入できないのは非常に惜しい。インフィニティの日本導入は、国内における日産ブランドにとってもプラスに働くはずだ。日産、そしてインフィニティがここからどんな戦略を見せてくれるのか、楽しみにしている。
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