■国産ミニバン No.1/トヨタ グランエース(2019年・46.1kgm/1600~2400rpm)
2019年発売と、ミニバン車では“新参者”のグランエースがトルク王に。ハイエースをベースにしたこのクルマに搭載される2.8L直4ディーゼルエンジンが大トルクを発生。
■国産コンパクトカー No.1/トヨタ GRヤリス RZ(2020年・37.7kgm/3000~4600rpm)
コンパクトカーの馬力王はトルク王選手権でも強かった! 俊敏な加速性能が要求されるラリー用に開発されたエンジンは、トルクの太さでも一級品。そのすさまじい速さを街乗りでも満喫できる。
■国産ハイブリッド No.1/ホンダNSX(2017年・56.1kgm/2000~6000rpm)
ハイブリッド部門でも、馬力王1位の2代目NSXが2冠を達成。トルクの大きさもさることながら、注目してほしいのが、最大トルクが2000rpmで発生することだ。
■輸入車 No.1/ベントレー ミュルザンヌ(2015年・112.2kgm/1750rpm)
イギリスの老舗メーカー・ベントレーのフラッグシップモデルが、トルク王選手権輸入車部門を制した。2015年日本発売の「スピード」はV8 OHVツインターボを搭載し、最大トルク112.2kgmととてつもない数値をたたき出す。
●Result
・日産 GT-R NISMO(2014年・66.5kgm/3600~5600rpm)
・トヨタ ランドクルーザー(2009年・46.9kgm/3400rpm)
・レクサス GS F(2015年・54.0kgm/4800~5600rpm)
・トヨタ グランエース(2019年・46.1kgm/1600~2400rpm)
・トヨタ GRヤリス RZ(2020年・37.7kgm/3000~4600rpm)
・ホンダ NSX(2017年・56.1kgm/2000~6000rpm)
・ベントレー ミュルザンヌ(2015年・112.2kgm/1750rpm)
【番外コラム】トルクNo.1はガソリンorディーゼルorEV?
トルクを考える際にカギとなるのが“どこで最大のトルクが発生するか”だ。車体を効率よく加速させるためには、なるべく低回転域で大きなトルクが欲しいところだが、その点においてガソリンエンジンはやや不利。
同じ排気量の内燃機関ならば、ディーゼルのほうがトルクが大きく、最大トルクも低い回転数で出る。そして電動モーターには、回転開始直後に最大トルクが得られ、高回転までトルクが落ちにくいという特性がある。
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