もちろんジェンダー(社会的な性別)による差別は根絶されるべきだ。しかし、フィリップ・マーロウが言った、男は「優しくなければ生きている資格がない」という言葉にも学ぶものがある。
とはいえ、昨今の男は女性に、そして社会に、過剰に迎合してはいないだろうか?
自らの内に存在する“男成分”を極力抑え、あえて時代遅れな言葉を使えば“オンナコドモ”のご機嫌取りに終始しているうちに、気づいたら腑抜けで腰抜けな、男だか女だかよくわからない謎の生き物になっている──というのが、現代社会に生きる多くの男たちの実情ではないか。
まぁそうなってしまう事情は確かに存在しており、かく言う筆者も時代に牙と毒を抜かれ、腑抜けになりつつある者のひとりだ。
しかしだからこそ、せめてクルマだけは「男成分」「男気」にこだわり、それを運転すれば自然と男が磨けるようなクルマに乗るべきではないのか、いや、絶対そうだ! このままでは「男」は絶滅だ。だから男気あふれるクルマを紹介する。
※本稿は2021年6月のものです
文/伊達軍曹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年7月10日号
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