2021年のレースやイベントを大いに盛り上げ、高い人気を誇るレースクイーンたち。そのコスチュームは毎年少しずつ進化を遂げている。
今回は2021年のレースクイーンコスチュームのトレンドをご紹介しよう!
文・写真/松永和浩
■レースクイーンコスチュームにもレギュレーションがある!
レースクイーンのコスチュームはチームやスポンサーをアピールするために各チームともに個性的なデザインで、それゆえにファンならずとも大いに目を引きます。
あまり知られていないことですがレースクイーンのコスチュームにもレーシングカーと同様にレギュレーションがあります。20世紀のレースクイーンコスチュームにあったようなハイレグ水着のようなコスチュームはレギュレーションで禁止されています。
特に厳しいとされるSUPER GTのコスチュームレギュレーションは、脚ぐり部分の角度や寸法まで厳しく規定されているほどで、そのレギュレーションの中で如何に個性を出すかがレースクイーンコスチュームのデザインにおいて重要となります。
そんなレースクイーンコスチュームの今シーズンNo.1をファン投票により決定する日本レースクイーン大賞2021コスチューム部門が10月14日に発表されました。そのファイナリスト10チームのレースクイーンコスチュームから2021年のトレンドを探っていこうと思います。
■帽子、カチューシャ、サングラス。ヘッドギアでワンポイントが人気
ここ数年、明確にトレンドとしてレースクイーンのコスチュームに取り入れられているアイテムが帽子です。日本レースクイーン大賞2021コスチューム部門でグランプリとなったREALIZE Girlsのコスチュームでは夏用と春秋用で帽子のデザインを変えてくるほど。
毎回ファイナリストに入ってくるPACIFIC Fairiesもロゴ入りの水兵帽を取り入れています。これらの帽子のトレンドの先駆けとなっているのがZENT sweetiesでSUPER GTが始まった2005年から現在に至るまでどのようにコスチュームが変わろうとも帽子だけは必ず取り入れられています。
帽子と双璧を成すとトレンドとして目立っているのがサングラスです。サングラスをカチューシャのように髪に挿すスタイルがかなりのチームで採用されています。サングラスメーカーとのタイアップの場合もあれば単にコスチュームデザインの一部として取り入れられているものもあります。
しかしファイナリストでサングラスを採用するチームに共通しているのはサングラスのフレームが白いことです。髪に挿すことを考えるとフレームが白い方がサングラスが目立ちます。レンズはミラータイプが主流です。
ファイナリストの中では1チームだけですが、SUPER GTなどのレースクイーンユニットを全体的に見ればカチューシャを採用するチームも多いと言えます。
帽子、サングラス、カチューシャなどのヘッドギアはファンやメディアが写真撮影をする場合に、顔のアップの写真であってもチームや商品をアピールできるという隙の無い戦略の一部と見ることが出来るでしょう。
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