カワイイ顔して走りは激辛? エッセが走り屋に引っ張りだこの理由

なんと! 「エッセ」だけのワンメイクレース・シリーズも盛り上がっている

サーキットだけでなく、ジムカーナ競技も設定し、シリーズポイントを競う「オール・ジャパン・エッセ・カップ」
サーキットだけでなく、ジムカーナ競技も設定し、シリーズポイントを競う「オール・ジャパン・エッセ・カップ」

 富士スピードウェイで開催のK4-GPや富山のタカス・サーキットでの「TAKASU.66(タカスコンマロクロク)」、東北で開催の「東北660選手権」などなど、国内各地には軽自動車オンリーの耐久レースが多数存在している。

 それらの耐久レースで、多くのエッセの姿を見かけるが、盛り上がりに拍車を掛けているのが2020年に発足した「オール・ジャパン・エッセ・カップ(AJEC)」である。AJECの特徴は単純なサーキットのタイムアタックではなく、ジムカーナと一般公道(林道)を使用した異種格闘技戦としているところ。こういったさまざまなステージで競って、日本一のエッセ使いを決めているというわけ。

 基本的にはワンカーアタックの形式をとるため、車両をシェアしての参戦も可能。来る2022年シーズンも、パイロンジムカーナや林道アタック、サーキットアタックなどの種目で、4月から12月にかけて年間6戦を行う予定だ。

「オール・ジャパン・エッセ・カップ」ではさらに、公道を占有して使用する林道アタックも毎シーズン設定している
「オール・ジャパン・エッセ・カップ」ではさらに、公道を占有して使用する林道アタックも毎シーズン設定している

じわじわとエッセが気になってきた? 欲しいなら今すぐ!

 最近の中古車市場の高騰ぶりは顕著だが、そういった中で、エッセも値上がりしているのは事実。いくら生産台数が多かったとしても、販売終了して10年も経てば、さすがに程度の良い個体も減ってくる。特にサーキット仕様を想定して探そうとすると、5MT車はなかなか見つからない。

 オークション市場でもエッセの価格は上昇しており、MT車の場合、車体の程度が悪く、過走行でも値がついている。もちろん、それに合わせて実際に店頭に並ぶ車両価格も上昇中なのだ。AT車からのMT換装は費用面でおススメできないし、多少ボディがやれていても、車体自体はミラバンよりしっかりしているので、ベース選びと割り切れば、軽い当たり等多少程度が悪くてもアリ。

横転などのクラッシュもある。しかし、ハコ替え(シートや足まわりを移植してボディ交換すること)をしても大きな費用とならない
横転などのクラッシュもある。しかし、ハコ替え(シートや足まわりを移植してボディ交換すること)をしても大きな費用とならない

 エッセのバリエーションはベーシックの「D」、装備充実の「L」、上級グレードの「X(4ATのみ)」、さらにスポーティグレード「エッセカスタム」、FF・5MT車のみの「ECO(エコ)」とあるが、ほぼ装備違いだから多少の重量差はある。サーキット以外の移動も楽しむのなら上級グレードのほうが良いが、当然、走行に関しては特にどのグレードということもない。

 すでにエッセの売価は30万円を超えてしまっているが、悩み抜いて購入を決めるというものでもないだろう。欲しいと思った日が吉日。エッセはリーズナブルに遊び倒せる一台を探している人に、自信をもっておすすめできる1台だ。

【画像ギャラリー】8000回転までキッチリ回せ‼ ダイハツエッセの激アツ画像一挙公開(6枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!