やっぱ楽しさはMTだという既成概念を覆す!! 「あえてAT」がいいクルマ5選

国内初採用の“6AGS”を搭載したエスクードのハイブリッドモデル

やっぱ楽しいのはMTなんて既成概念を覆す!! "あえてAT"を選んでほしいクルマ5選
スイフト HYBRID SZに搭載されているハイブリッドシステムと比較して、EV走行が可能な時間や速度の範囲を拡大したエスクード。WLTCモード走行での燃費値も19.6km/Lを実現

 スズキの数ある次世代テクノロジーのひとつとして開発されたのが、クラッチ操作とシフト操作を自動で行う電動油圧式アクチュエーターを採用したトランスミッションのAGS(オートギヤシフト)だ。

 現行モデルではスイフトやエブリイに採用されているAGSは一般的にAMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)と呼ばれるが、ATやCVTとは異なるAGSの最大の特徴は“MTベース”のメカニズムを有していること。エンジンと駆動を直結できるメリットがあることからATやCVTに比べると燃費は良好で、高速領域でも高いギヤを選択できることから静粛性も高い。

 その反面、クラッチ操作を自動で行うAGSは、ATやCVTのようにアクセルを踏み続けて走行すると変速ショックが大きく、ギクシャクした加速になりがち……だが、変速のタイミングでアクセルを一瞬抜くことで解消することが可能。

 これをデメリットと捉えるのかどうかは十人十色だが、そんなAGSの6速仕様が2022年4月に発売されたエスクードのハイブリッドモデルに国内初採用。滑らかな加速や高い伝達効率による燃費の向上を実現するとともに、マニュアルモードを選択すればパドルシフトによるMT由来のダイレクトなフィーリングも十分に楽しめる。

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