【クラウンと輸入車だけあればいい??】 売れないけどすごくいいセダン 6選

ホンダの売る気が感じられないアコード

ホンダアコードはいつの間にか日本国内ではハイブリッド専用モデルになってしまった。中低速域ではエンジンで発電してモーターで走行し、高速域ではエンジンが直接駆動するというホンダのi-MMDを採用している。

その走りはこれまでのハイブリッドカーのイメージを一新する加速フィール。市街地での加減速は驚くほど俊敏だ。そんな走りをしていてもある一定レベルの優秀な燃費性能を叩き出す。

はっきり言って性能面では素晴らしい。価格も性能を考慮すれば問題ないレベル。しかしデザインがイマイチだ。デビュー当時は可もなく不可もなく、落ち着きと都会的なスポーツ性を感じたが、時間とともに色あせている。

レジェンドもそうだが、ホンダはこのクラスのセダンを本気で売ろうとは考えていないのでは? 軽自動車やSUVをしっかり販売していればそれでよいのか、アフターフォローが薄い。

とりあえず一度作ったらそのままという感じなのだ。グレードもLXとEXの2種類。これでは購買意欲も湧いてこない。

☆アコードの2018年1〜12月の累計販売台数/1902台(月販平均159台)

動力性能、加速性能、燃費性能は文句ないレベルで、車両価格は高いが、性能を考えると納得できるレベル。それだけに選択肢が少ないのはユーザーにとって痛い

華がないのが惜しいマツダアテンザ

マツダアテンザセダンはマイナーチェンジで乗り心地と室内静粛性を大幅にアップさせた。やればできるじゃん、という感じでこれまで気になっていたロードノイズなどの低減をしっかり果たしている。

エンジンもガソリンとディーゼルが選べ、さらに4WDモデルもある。またACCやLKAなど最新の運転支援システムも採用している。軽快感がありハンドリングもスポーティ。四輪操舵や可変減衰アブソーバーなどの特別な技術アプローチがあるかというと別にないのだが、トータルして性能が高い。

デザインも悪くなく、よくまとめられていてどこに乗って行っても恥ずかしくない。ただし、スタイリッシュな外観の割にインテリアは普通。

マツダは引き算の美学だから仕方がないところだが、どこか華が添えられればもっといいのにと感じる。ちょっと暗いんだよね。

☆アテンザの2018年1〜12月の累計販売台数/3603台(月販平均300台)

2018年5月のビッグマイナーで走りのポテンシャルは目覚ましく向上している。エクステリアデザインも一新され魅力アップ下ものの、イマイチ地味な感じなのは否めない

選択肢の少なさがもったいないスバルレガシィB4

スバルレガシィB4。スバルのボディ造りは素晴らしい。おそらく国産では一番のボディ造りのノウハウを持っている。

シンメトリカルAWDのハンドリングと安全性、そして安価で高い運転支援を実現するアイサイトと魅力はいくつもある。

しかし、気になるのはスバル車すべてのラインナップに対して共通のプラットフォームを採用していること。

さらにレガシィB4にはハイブリッドもなければ選べるエンジンも1種類。ボクサーエンジンは人気があるが、やはりミドルサイズのセダンには他にも選択肢がほしい。

残念ながらホンダアコード同様、日本国内は捨てているように見える。これでは売れないだろう。

☆レガシィB4の2018年1〜12月の累計販売台数/1790台(月販平均149台)

ボクサーエンジン、シンメトリカルAWDなどクルマの出来としては魅力的なのだが、モデルとしてのバリエーションが少なすぎるのが販売面に悪影響を与えているのは明白

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