■蓋が閉じない巨大かつ。噛み締めると旨みが溢れ出す!『涼庵』@赤坂見附
何も知らずに頼んだら、出てきた瞬間度肝を抜かれるかもしれない。いやはやデカい。閉じないカツ丼てあるけど、これは“フタが閉じない”カツ丼だ。
場所は赤坂。サウナの『SPA:BLIC』に隣接したサ飯でも使える食堂だ。レギュラーでも厚いが、厚切りにすると300グラム、3cmはあろうかというサイズに。そして旨い!
豚肉は2週間〜1ヶ月ほど店内熟成されて旨みと柔らかさを増している。肉そのものを味わってほしいゆえ、余計な下味もつけない。ガブリとやると肉はほんとに柔らかく、噛み締めるほどに旨みがじわじわじわ〜っと溢れてくる。
玉ねぎの甘みが効いたかけダレもいいぞ。ほんのり甘く卵でとじたご飯と一緒にぜひ完食を!
[住所]東京都港区赤坂3-10-4 赤坂月世界ビル3階 SPA:BLIC赤坂湯屋
[電話]03-5561-7544
[営業時間]11時〜22時
[休日]無休(月は夜食メニューのみ)
[交通]地下鉄銀座線ほか赤坂見附駅10番出口から徒歩1分
■懐かしいのにどこか新しい老舗食堂のカツカレー『動坂食堂』@千駄木
壁にずらりと並んだ短冊には、サバの塩焼きにレバニラ、はたまた肉じゃがやスパサラなんて惣菜類も。はっきり言おう。どれもこれも旨い。丁寧に実直に仕上げた正直な味だ。
そんな中でももっとも時間のかかるのがカレーなんだとか。工程はまずケチャップを仕込むことから始まり、続いて自家製のルウ作り。最後に具材の玉ねぎと牛肉を合わせてやっと完成だ。
軽いとろみを帯びたそれは、オーソドックス寄りな中にもスパイスの芯がすっと通っていて、マイルドなトマトの酸味がライスの上にのったロースの脂の甘みも、衣の香ばしさもぐぐっと引き上げている。やはり、かつとカレーは最強のコンビなのだと、このひと皿が教えてくれた。
[住所]東京都文京区千駄木4-13-6
[電話]03-3828-4498
[営業時間]10時半~20時半(20時LO)
[休日]日(祝は不定休)
[交通]地下鉄千代田線千駄木駅2番出口から徒歩11分
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