けっこう大胆なツートンカラー
クープフランシュほどではないにせよ、結構大胆なツートンカラーというのもある。
まずミラココア(現在はミラトコットがミラココアの役割を引き継いでいる)はベルトラインから上をホワイトやブラックとしたツートンカラーを設定し女性から支持を集めた。
最近ではフェアレディZの50周年記念車に注目だ。
フェアレディZの50周年記念車のツートンカラーは①ボンネットやバックドアも含めたボディ上部とドアに付く2本のラインがブラック、そのほかの部分がシルバー、②ボンネット、ピラー、バックドア、ドアに付く2本ラインがレッド、そのほかの部分がホワイトという2つが設定される。
昔のレーシングマシンのカラーリングをオマージュして現代風にアレンジという点でカッコいい悪いは別として意欲的な『作品』に仕上げられている。
個性的といえばジューク。スタイルの好みが大きくわかれる点はともかくとして、スタイルを楽しむ面もあるスペシャリティなSUVだけに、ツートンも強烈なインパクト。
ボンネットやルーフがグレー、そのほかの部分がオレンジ、ボンネットとルーフがシルバー、そのほかの部分がブルーとなるツートンカラーが設定される。
またジュークにはドアミラーやヘッドライト周り、インテリアのパネルなどをイエローやレッドなどのアクセントカラーにできるパーソナライゼーションと呼ばれる仕様も設定されており、こちらでも人とは違った雰囲気を楽しめる。
本項の最後は現行スマートフォーツーとフォーフォーだ。この2台はピラー、ルーフ、リアフェンダー、サイドシルとそれ以外の部分を塗り分けたツートンカラーをラインナップしており、未だに新鮮さを感じるスマートにはよくマッチしている。
またフォーツー、フォーフォーともにツートンカラーのオプション価格が税込3万5000円と非常に安いのも大きな魅力だ。
スズキの独創性が凄い
独創的なツートンカラーを時おり出すのがスズキである。
1台目は現在ハスラーに設定されるタフワイルドだ。
ハスラータフワイルドはAピラー、ルーフ、リヤクォーターパネルをブラックに塗るという今までなかったツートンカラーで、発売初期は特にツートンカラーをアピールしたハスラーらしい発展ともいえる。
「なんでここだけ違う色?」のボスキャラが現行のアルトの初期モデルに設定された、バックドアだけがグレーとなるツートンカラーである。
このツートンカラーはアヴァンギャルドな以前に街で見ると「このクルマ、バックドアを壊したからとりあえず未塗装のものを付けたのか?」と感じることが多い、ちょっと恥ずかしい想いをするものであった。
魅力的に映った人は少なかったようで、現在は残念ながらラインナップ落ちしてしまった。
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