【蘇れ日産!再生できるのか?】ゴーン後の「日産ラインアップ改善計画」

日産ラインアップ改善計画はこれだ!

 VQ、VRエンジンが年/約56万基が生産されている日産自動車いわき工場<br>
VQ、VRエンジンが年/約56万基が生産されている日産自動車いわき工場

 そこで日本国内の「日産ラインアップ改善計画」を考えてみたい。まず2019年度第一四半期決算報告などで発表された内容は以下の通りだ。

・2020年度末までに、世界で20車種の新型車を発売する
(これらの内で、日本国内への投入は8~9車種と予想される)
・今の日産車は発売してから平均5年を経過するが、新型車の投入で3.5年に短縮する
・2020年度中には(ツインモーターによる)4WDの高性能な電気自動車を発売
・軽自動車サイズの電気自動車も発売

・商品ラインアップを10%以上削減(4~5台)

 さらに2019年7月25日には、商品ラインアップの10%(4~5台)を減らすと明言している。10%以上の人員削減については不採算のダットサンや小型車ラインだというが、以上の点も踏まえて、日本のユーザーから見た欲しい新型車について考えてみたい。

2019年6月に取締役、代表執行役社長兼最高経営責任者に就任した西川廣人氏。ゴーン後の鍵を握る西川さんの采配次第で日産は変わってくる

 今のところ、ベストカーが掴んだここ数年のうちにフルモデルチェンジする新車情報は以下の通り。それ以外の車種も長寿命ぶりが目立つ。これを踏まえた上で、ラインアップ改善計画を考えてみたい。

■ベストカーが予想するフルモデルチェンジ予定の日産車
●新型ノート 2020年早々
●新型デイズルークス 2020年春
●新型ジューク/2020年春
●新型エクストレイル 2020年秋
●新型エルグランド 2021年

■日本市場における日産車の車齢(長い順)※2019年8月現在
●GT-R/2007年12月(11年8カ月)、2014年2月 NISMO発売
●キューブ/2008年11月(10年9カ月)、2012年10月 マイナーチェンジ
●フェアレディZ/2008年12月(10年8カ月)、2013年6月 NISMO発売
●NV200バネットワゴン/2009年5月(10年3カ月)、2015年6月 NV200タクシー発売
●フーガ/2009年11月(9年9カ月)、2010年11月 ハイブリッド発売
●ジューク/2010年6月(9年2カ月)、2013年2月 NISMO発売
●マーチ/2010年7月(9年1カ月)、2013年6月 NISMO発売
●エルグランド/2010年8月(9年)、2014年1月 マイナーチェンジ
●シーマ/2012年4月(6年4カ月)、2017年6月 マイナーチェンジ
●NV350キャラバン/2012年6月(7年2カ月)、2017年7月 マイナーチェンジ
●ノート/2012年9月(6年11カ月)、2016年11月 e-POWER発売
●シルフィ/2012年12月(6年8カ月)、2015年8月 Sツーリング発売
●スカイライン/2013年11月(6年3カ月)、2019年7月マイナーチェンジ
●エクストレイル/2013年12月(5年8カ月)、2015年5月 ハイブリッド発売
●ティアナ/2014年2月(5年6カ月)、2015年2月 エマージェンシーブレーキ設定
●デイズルークス/2014年2月(5年6カ月)、2016年12月 マイナーチェンジ
●e-NV200/2014年10月(4年10カ月)、2018年4月 一部改良
●セレナ/2016年8月(3年)、2018年3月 e-POWER発売
●リーフ/2017年10月(1年10カ月)、2019年1月「e+」発売
●デイズ/2019年3月(5カ月)

次ページは : キューブのフルモデルチェンジ

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