【やるとやらないでは耐久性に雲泥の差!?】タイヤの慣らし運転は必要なのか!?

タイヤとリムを馴染ませる必要がある

 もうひとつ、タイヤ交換をしたら、しばらくの間ていねいに走のが必要な理由があります。

 タイヤとホイールは、組み込み作業を容易にするためにせっけん水などを使うのですが、この水分がタイヤとリムの間に残っています。組んだばかりのタイヤで急な加減速をすると、タイヤがリムを滑って組付け位置がズレてしまうことあります。

タイヤとホイールを組みつけたばかりの状態で急発進や急加減速を繰り返していると、リム部分とホイールの組付け位置がズレてバランスが悪化することもある

 組付け位置がズレるとせっかく取ったホイールバランスもズレてしまうので、高速で振動が出ることがあります。

 タイヤとリムの間の水分は、走行で起こるタイヤの熱やブレーキの熱がホイールに伝わってじきに乾いてしまいますから、組付け後少しの間ていねいな運転を心がけるのがいいと思います。

 おおよそこの3つの理由によって、新車購入時、新品タイヤへの交換後にタイヤの慣らし運転をしたほうがいいといえるわけです。

 それほど神経質になる必要はありませんが、いきなり全開で走り出さず、薄皮1枚摩耗するまでの間、コンパウンドとカーカス、タイヤとリムを馴染ませてあげるつもりで走るのがいいと思います。

 目安は距離にして100~200kmくらいで十分だと思います。

直線が多く一定速度で走りやすい高速道路はタイヤの慣らし運転には最適。新品タイヤに交換した時には高速でゆったりロングドライブするのもいい

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