ゲームで速い人は実走レースでも速いのか? 決着!! マジで速かった!!!

■場違いで無謀なチャレンジ? だから楽しくてやってみたくなるのだ!

サーキットでの練習時間が取れないのでチーム員とバーチャルで練習。2時間耐久レース本番(1人30分走行)を想定して30分の模擬レースを行う ※ゲーム内練習風景

 だけど冷静に考えてみると「ゲーム仲間とゲームで練習して実車の耐久レースに出る」。それだけ聞くと結構場違いで無謀なチャレンジのようにも聞こえてしまう。

 そんな危なっかしく楽しい企画を持ち込んでくれたのはよく一緒にゲーム内で遊んでいる丹羽選手(niwaracing)。

 彼はロードスターのパーティーレースにも出場していて自分のマシンを持っている。当チームは4人のドライバー編成で2人は全くのデビューレース。

速さや信頼性は十分と判断、菅原選手には耐久レースの花形スタートドライバーを担当してもらった

 優勝したチームはちょっと規格外の速さで全く届かなかったが、他の上位チームはこのレースの常連。その中で終始2-3番手争いを展開、途中ドライバー交代した直後にセーフティーカーが出てしまって不運だった。

 だが最終的には総合4位(クラス3位)の好成績でトラブルなくゴールすることができた。

■普段乗りのマツダ車で参加できる「マツ耐」で奥の深い走りを楽しむ!

ピットクルーまでも全員グランツーリスモプレイヤー。左から野村(micchi-_1via)さん、niwaracingさん、山崎(zak_wing)さん、菅原(blackbeauty79)、筆者森吉(y_moriyoshi)当チームは全員が同じタイムで走ることができた

 「マツ耐(MAZDA FAN ENDURANCE)」とはマツダ車ユーザーに耐久レースの魅力を味わってもらうために企画された参加型サーキットイベント。普段乗っているマツダ車で手軽に参加できる。

 レギュレーション的に面白いのは2時間の耐久レース中給油が禁止。満タンでレースを走りきるとなると全開走行などもっての外!

 低い回転数でシフトチェンジしたりコーナー進入では早めにアクセルを離したりという常に燃費を気にしながらの走行。その中でいかにラップタイムを落とさずに走れるかが重要。やってみると結構奥が深い。

 菅原選手だけでなく他のメンバーの活躍も想像以上。今回のレース参戦であらためて一生懸命練習して走り込んで身に着けたテクニックは確実にリアルに反映されることを実感することができた。

新型コロナウィルスの影響で例年より参加台数は少なかったものの参加者の熱い走りで大いに盛り上がった

 「レースゲームで速いヤツは実車に乗っても速い?」

 おそらくレースゲームで速いプレイヤーは頭も良くて器用。常に考えながら走る。そういう人間はゲームだからではなく、きっと速く走ることができる人種なのだと思う。

 逆にもっとクルマを上手に速く走らせたいという読者も是非グランツーリスモで走り込んでみて欲しい。楽しくドラテクを磨けるだけでなく、もしかしたらいざという時の危機回避能力もアップする可能性だって十分あるだろう。

(c) 2017 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc.
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※「PlayStation」は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。

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■eモータースポーツおすすめアイテム

 eモータースポーツで最も難しいのはブレーキングと言われる。減速Gが感じられない分コントローラーからのフィードバックや映像からブレーキングポイントやブレーキの強弱を調整しなければいけない。だが実車と比べて肝心のブレーキペダルのフィーリングが頼りないという声は多い。

 そこでよりリアルなブレーキフィーリングを実現するべく開発されたのがLAILE製「ワンタッチ・ブレーキMOD D・T・B」だ。

 踏み込んだ時の抵抗感だけでなく、ブレーキを緩めた時のリリース感など、ダブルスプリングによって油圧ブレーキのフィーリングを再現している。現在はスラストマスター用のみのラインナップとなる。

 簡単にスプリングの交換が可能なため、今後は自分の感覚に合わせてカスタマイズすることも可能になる。逆に踏力の弱い子供や女性にはスプリングを外すだけで対応できるのも嬉しい。

 これで走りが変わるかもしれない。

●レイル (リンク先)

【画像ギャラリー】普段使いのマツダ車で参加できる! 筑波サーキットを舞台に世界的SIMレーサーが「マツ耐」を走る

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