■レースと関係ないように見える整備士の人材育成
今回の発表会ではレースに帯同した日産・自動車大学校の学生、そして日産販売店のメカニックも登壇。日産メカニックチャレンジでの成果などを振り返っていた。
一見するとレースと人材育成はまったく接点のないように思える。実際にこのプロジェクトの源流がスーパー耐久で始まった10年前、他のチームなどからは冷ややかな目もあったという。
しかしスーパー耐久でのチャンピオン、そしてスーパーGTへのステップアップですでにレース現場では一定の地位を築いている。日産・自動車大学校の学生たちは卒業後は原則として日産ディーラーでの就職をする。その際にレース現場で得た緊張感などが生きてくるだろう。
またディーラーメカニックはレース現場の「速さと安全」を両立することで、よりスピーディに確実な作業をできることになるだろう。日産メカニックチャレンジが定着することで「より頼もしいメカニック」という安心感もユーザーには付与される。
もしかするとあなたのそばのディーラーにも「日産メカニックチャレンジ」を経験したメカニックがいるかもしれないので、ぜひ探してみてほしい。2021年もこの取り組みは続いていく。
【画像ギャラリー】あなたの街のディーラーにもレーシングメカニックがいるかも!? 日産メカニックチャレンジの快挙を写真で見る!


コメント
コメントの使い方