■好きな車は?日本ではどんな生活をしている?
――日本での生活はいかがですか?
「私は昨年(2020年)3月にスーパーGTのテストで日本に入ってから、そのまま香港に戻ることなく、7月以降のスーパーGTやスーパー耐久に参戦し、ずっと日本にいます。おかげで日本をたくさん楽しみ、多くの素晴らしい人々に出会うこともできました。日本は私にとって第二の故郷のようなものです。
もちろん、香港を恋しく思うこともあります。会いたい友達もたくさんいますし、何より香港にいる家族と会いたいですね。
日本での生活やレース活動はすべてがうまくいっています。一番難しいのは言葉の問題だと思いますが、どんどん日本語を覚えていっています。」
――日本の食べ物は問題ないですか?
「はい! 日本食はとてもおいしいですね。食事は外食が多くて好きな食べ物はお寿司です!
レストランを経営している友人を何人か知っており、彼らは素晴らしい料理を作ってくれます。」
――日本で日常的に乗っているクルマはありますか?
「日本では2013年モデルの『ミニクーパーJCW GP』を所有しています。カタログモデルのミニクーパーJCWをベースに専用チューニングが施されたもので世界2000台限定での販売でした。日本には200台が割り当てられたと聞いています。
リアシートが取り外され補強パーツを装備しているので乗車定員は2名です。さらに100kgの軽量化が図られておりパフォーマンスが素晴らしい!ずっとあこがれのクルマだったので、今、日本で運転できているのが夢のようです。
近年運転した日本車の中では、スバルインプレッサSTI Spec C RA-Rが一番好きですね。
スポンサーさんの中に「おもしろレンタカー」という会社があり、日本や欧州のスポーツカーなどいろいろなクルマに乗ることができます。とっても楽しいです」
■日本でのレース活動について
――日本ではいつから、どのようなレースに参戦してきましたか?
「日本でのレースは2015年10月9~10日に富士スピードウェイで開催された『第10戦アウディR8 LMSカップ』 (プロクラス3位)が最初のエントリーになります。2016年7月1~3日に岡山国際サーキットで開催された『第6戦2016 GTアジアシリーズ』ではAudi R8 GT3で初勝利しました。
2018年もブランパンGTアジアシリーズで富士と鈴鹿に参戦しています。また、2018年からはスーパー耐久への参戦も始めました。2019年はスーパー耐久に加えて、SUPER GT300にX Works Racingから日産エヴァンゲリオンカラーのNISMO GT3で参戦しています。」
――海外レース参戦の経験も豊富でいらっしゃいますが、日本のチームと海外のチームは何が違いますか?
「モータースポーツ界では、ほとんどの人が英語を話します。些細な違いだとは思いますが、それぞれの国で、それぞれのチームでレース車両のセッティングやレースに対する考え方が違います。私は現在、日本でレースをしているので、私の活動やチームの活動がうまくいくように、可能な限り最高の結果を得られるように最善を尽くしています。」
――数多くの日本のサーキットを走っていると思いますがどこが一番好きですか?
「スポーツランド菅生ですね。高低差があるところが好きです。 ひとつ間違えると壁に突っ込んでしまいそうな危険を感じるサーキットでもあります。 一般的に、ランオフがほとんどない高速サーキットが好きです。」
――今後の日本での目標は?
「日本での目標は、オートポリスと菅生で優勝することです。」
(※ショウン選手はすでに岡山(2016年GTアジア)、鈴鹿(2017年ブランパンGTアジア)、もてぎ(2019/2020S耐)、富士(2020年S耐総合優勝)で優勝しており、オートポリスと菅生ではまだ優勝経験がないから、ぜひそれを達成したい、という意味か)
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