スバリスト大歓喜!!! スバルBRZが悲願のGT300チャンピオン獲得

■「壊れない」を守り通した2021シーズン

最後まで白熱した戦いを続けた61号車。ひとつずつ階段を登っていく姿にファンは歓喜し、涙したはずだ(PHOTO:塩川雅人)
最後まで白熱した戦いを続けた61号車。ひとつずつ階段を登っていく姿にファンは歓喜し、涙したはずだ(PHOTO:塩川雅人)

 誤解を恐れずに言えば、GT300仕様のBRZはトラブルに見舞われる印象が多い。予選はよかったのに、決勝でのトラブルで……幾度となくファンはガッカリしたことがあるはずだ。

 しかし2021シーズンの新型BRZのデビューから、まるで自身にプレッシャーをかけ続けるように「チャンピオン」という言葉が関係者からはシーズン序盤から聞こえてきた。

 その決意どおりに今シーズンはトラブルに見舞われることがほとんどなく、最終戦まで着実にポイントを積み重ね、シーズントップのまま最終戦を迎えた。

 最終戦はポールポジションを獲得したBRZは決勝スタートから順調にトップを快走。後続とのリードを広げていたもののセーフティカーの導入などでそのマージンは消滅する。

序盤は同じくJAF-GTとなるスープラを引き連れてのレースとなった。写真2台目の60号車が最終戦の勝者となった(PHOTO:塩川雅人)
序盤は同じくJAF-GTとなるスープラを引き連れてのレースとなった。写真2台目の60号車が最終戦の勝者となった(PHOTO:塩川雅人)

 さらにシリーズ2位につけていた56号車日産自動車大学校GT-Rは予選17番手と後方からのスタートだったにもかかわらず、藤波清斗の怒涛の追い上げで気が付けば8位前後までポジションアップ。ついにはピットイン後の順位は4位に61号車、5位に56号車という展開になった。

 その後も2台のジリジリとしたレースの駆け引きは最後まで続いたが、61号車は残り2周で3位にまで順位を上げそのままフィニッシュ。ついに悲願となるシリーズチャンピオンを決めた。

 この劇的な優勝はスバルファンならずとも、モータースポーツファンにとっていつまでも記憶に残るレースになるはず。スバルさん、せっかくだからBRZの「GT300チャンピオン記念車」作りませんか!?

小澤正弘監督(中央)と熱い抱擁をかわす井口選手(左)と山内選手(右)。頑張った!! 初戴冠おめでとうございます(PHOTO:SPJ-JS)
小澤正弘監督(中央)と熱い抱擁をかわす井口選手(左)と山内選手(右)。頑張った!! 初戴冠おめでとうございます(PHOTO:SPJ-JS)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!