日産ハイブリッド戦略キャッチ! キューブがマイチェン&C-HR追加モデルなど新情報

 毎回、首都圏および郊外の自動車ディーラーを回って「生」の新車情報を掴んで届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。今回は日産のハイブリッド戦略と、キューブのマイチェン情報、トヨタC-HRの追加グレードに関する情報を集めてきてくれました(大漁)。以下、お伝えします。
文:遠藤徹
ベストカー2018年3月26日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より


■日産のハイブリッド系はe-POWERに一本化か

 日産はハイブリッド系パワーユニットについて、近い将来、エンジンを発電のみに使う「e-POWER」車に一本化する方向で開発を進めているようです。

 これまで日産は、ハイブリッド系パワーユニットは1モーター2クラッチ方式を開発して、2Lハイブリッドはエクストレイル、3.5Lハイブリッドはスカイライン、フーガ、シーマに搭載して販売しています。しかしながら、エクストレイルを除く3モデルはいずれも販売不振で、採算割れとなっていて生産継続が難しくなっています。

セレナe-POWER。ノーマル仕様より約50万円高と高価だったが、順調に受注を伸ばしているとのこと
セレナe-POWER。ノーマル仕様より約50万円高と高価だったが、順調に受注を伸ばしているとのこと

 いっぽうで、2017年9月に発売した「ノートe-POWER」は好調な販売推移を見せており、ノートシリーズの約80%の販売構成比を占め、登録車のトップセラーに浮上する原動力となっています。このため3月1日に発売した「セレナe-POWER」もヒットすることが予想されます。これによって、同クラスミニバンのトップセラー復帰を目指す構えです。

 e-POWER搭載車は低燃費でありながら、従来のかったるい走りのハイブリッドとは違う、走行性のよさが受け入れられている状況にあります。こうしたことから今後同ユニットをほかの量産車にも展開し、従来型ハイブリッドに代わるパワーユニットとする方向で開発を進めることにしたようです。

 また、近々フルモデルチェンジが予想されるジュークにもe-POWERが設定される見込みです。こちらもコンパクトSUVとしてかなりのヒットが見込めるようです。

 こうした状況から、まずは1.5〜2Lクラス全般、続いてそれより大きいクラスへe-POWERを拡大してゆく方針を立てたとのことです。

■キューブは4月1日にマイナーチェンジ

 日産はキューブを4月1日にマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、法規対応、安全対策強化などで商品力を強化するのが今回の改良のポイントです。なお、従来モデルはすでにオーダーストップしていて、在庫一掃セールに入っています。

2008年11月のデビュー以来、ついに10年目となった現行型キューブ。何回かマイナーチェンジを繰り返しているが、次期型開発の噂は聞こえてこない……
2008年11月のデビュー以来、ついに10年目となった現行型キューブ。何回かマイナーチェンジを繰り返しているが、次期型開発の噂は聞こえてこない……

■5月、C-HRの1.2Lターボに2WD車を設定

 トヨタは5月、C-HRを一部改良すると同時にガソリン1.2Lターボに2WD車を加えます。従来の4WD車より20万円程度安い価格に設定することで、頭打ち傾向にある同モデルの販売にテコ入れする狙いがあります。

 また、1.8Lハイブリッド車は2WD車のみのため、プリウスに設定があるように今後は4WD車が設定される可能性もあります。

■アクアに歩行者検知機能付き自動ブレーキ車を設定

 トヨタは4月3日、アクアを一部改良すると同時に法規対応をしながら、進化型の最新機能付きの緊急自動ブレーキ装着車を設定します。

 安心パッケージの「トヨタセーフティセンスC」はこれまでS、Lグレードはオプション設定でしたが、進化型ではこれに歩行者検知機能も追加し、全車に標準装備とする見込みです。現在PとCがあるトヨタセーフティセンスは、今後は1本化する方向であり、アルファード/ヴェルファイアのマイチェン版に搭載された第二世代の「セーフティセンス」の技術へ統一されてゆくようです。

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