2019年も多くの新型車の登場が予定されている。
トヨタからは新型スープラ、RAV4、カローラ。日産からはデイズ、ジューク。ホンダは新型フィットにN-WGN、スバルからはレガシィ、ダイハツからタント等々。
そのなかでも最注目車といえるのが、マツダの新型アクセラだ。
2018年11月のロサンゼルスショーで(北米仕様ではあるが)市販型が世界初公開され、2019年1月11日~の東京オートサロン2019に日本初披露、日本仕様の発表発売は2019年夏頃を予定している。
そんな新型アクセラ(北米名マツダ3)、すでに購入を検討している方々も多いことだし、現時点でわかっていることをすべて整理してお届けします。
文:ベストカー編集部
ベストカー2019年1月10日号より
■開発当初から明確に分けられたコンセプト
現地時間2018年11月27日、ロサンゼルスオートショーで4代目となる新型「Mazda3(国内名アクセラ)」が世界初披露された。同時に多くの公式情報が明らかになったので、本稿ではそれをひとつずつ紹介してゆきたい。
「Mazda3」は北米市場向けマツダ車の50%を占めるグローバルモデル。新型も現行同様に5ドアハッチバックと4ドアセダンの2タイプを用意する。
セダンのボディサイズは全長×全幅×全高=4662×1797×1445mmで、ハッチバックは全長×全幅×全高=4459×1797×1440mm。ホイールベースはどちらも2725mmだ。
今回は着手の段階から明確にデザインコンセプトの性格が分けられた。セダンはエレガントな「凜とした伸びやかさ」、ハッチバックはよりスポーティな「色気のある塊」だという。
エクステリアパーツも現行モデルではリアドアまで共有していたが、新型の共通部品はボンネット、ヘッドライトとシグネチャーウィング、フロントガラスのみだという。
サイドにキャラクターラインを持たないシンプルなワンモーションでありながら、繊細なボディ造形による光の移ろいや揺らぎ、反射の動きで表情を変える「(深化させた)魂動デザイン」を持つ。
ハッチバックは2017年秋の東京モーターショーに出展された「魁コンセプト」を、ほぼそのまま体現している。
セダンは、現行よりもボンネットの高さを30mm下げたことで伸びやかなデザインが完成。これまではエッジの効いたトランクが短いクーペライクだったフォルムも、物理的な長さが伸ばされたのに加え、エッジを抑えてよりトランクを長く見せる手法により、セダンらしい伸びやかさとエレガントさを強調している。
一方のハッチバックは、リアから眺めると肩の段差がなく、台形に踏ん張るようなデザインで「塊感」が表現されている。
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