CX-3の廃止が濃厚なマツダ
マツダは、同クラスのライバル車に比べて売れていないマツダ2(旧デミオ)は2014年9月と古く、新型のデビューは2020年9月と予想される。
CX-3は、CX-30と同じパワーユニットを搭載し、一部コンセプトが重なったCX-30の方が新しく、新開発のSKYACTIV-Xを搭載したことで話題性もあるので、余計にCX-3の影が薄くなった。このままだと生産中止に追い込まれるのは必至の情勢になっている。
マツダ6は、旧アテンザの2012年の登場から、すでに8年目に突入している。歴代アテンザのモデルサイクルを振り返ると、初代は登場から7年目に、2代目は5年目にモデルチェンジを行い、次期モデルに引き継がれた。
この流れと照らし合わせても、現行マツダ6のモデルサイクルは明らかに長い。それは、同じ2012年に登場したCX-5、アクセラ(マツダ3)が、すでにモデルチェンジを行っていることからもわかる。
従来のサイクルで2019年か2020年に次期マツダ6が登場するとすれば、「開発はかなり進んでいるのに、投入が発表された直6の搭載は難しいのでは?」という見方もできるが、実際にはスケジュールは後ろ倒しされている。
マツダのFR、直6モデルは2022年に投入される予定だが、ラージアーキテクチャーは現行マツダ6以上の車格となる見込みだから、現行マツダ6の後継車は、車格がアップし、直6+FRモデルとなる可能性が高い。
●マツダ2(1871台)/2020年9月フルモデルチェンジ(予想)
●CX-3(335台)/2020年モデル廃止予定(予想)
●マツダ6(242台)/2021年フルモデルチェンジ(予想)
※カッコ内は2019年11月の販売台数
三菱はRVRが生産終了か?
三菱のRVRは2021年にもフルモデルチェンジ予定だが、この時点でネーミング変更する可能性がある。こうなると現行モデルは廃止となる。
●RVR(179台)/2021年10月にフルモデルチェンジ(予想)
※カッコ内は2019年11月の販売台数
スバルはレガシィB4国内仕様の生産終了
北米ではセダンの「新型レガシイB4」と「新型アウトバック」を同時に発売しているが、国内向けの販売は見送られている。国内仕様はアウトバックのみに絞られ、レガシイB4は廃止になることが濃厚になっている。
新型アウトバックは、クロスオーバーSUVとステーションワゴンの中間に位置するスバルならではの仕立てだが、このコンセプトは基本的に引き継ぐが若干SUV寄りに振る可能性がある。
パワートレインは、2.5L、NA水平対向エンジンを廃止し、新開発の1.8L水平対向ターボを搭載する。北米仕様は2.4Lだが、国内仕様ははより走りのポテンシャルアップを図った同パワーユニットを搭載。これに改良型フルタイム4WD、CVTを組み合わせる。
●レガシィB4(780台)/日本向け2020年末生産終了(予想)
※カッコ内は2019年11月の販売台数
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