2020年生産終了になりそうなクルマはどれ?? 売れてないクルマの行方

レクサスはGS、CTが廃止?

2012年1月にデビューしたレクサスGS。すでに8年が経過しフルモデルチェンジ時期を迎えているが新型に関する情報はほぼ流れてこない
2012年1月にデビューしたレクサスGS。すでに8年が経過しフルモデルチェンジ時期を迎えているが新型に関する情報はほぼ流れてこない

 レクサスの売れていない車種は、2011年1月登場のCT200h、2012月1月登場のGS、2013年5月登場のISで、いずれも長寿車である。

 GSはESと統合され、2020年8月にモデル廃止になる見込み。一方、CT200hは後継モデルの開発が進められており、これがCT200hと同じようなハッチバックになるのか、クロスオーバー風になるのか、不明だ。

コンパクトSUVのUXは販売好調だがCT200hは苦戦。このままハッチバックで販売されるのか、SUV風になるのか不明だという
コンパクトSUVのUXは販売好調だがCT200hは苦戦。このままハッチバックで販売されるのか、SUV風になるのか不明だという

●レクサスGS(36台)/2020年8月モデル廃止(予想)
●レクサスIS(105台)/2020年10月マイナーチェンジ、モデル継続、次期ISは2021年春発売(予想)
●レクサスCT200h(118台)/2021年12月モデル廃止または後継モデル発売(予想)

※カッコ内は2019年11月の販売台数

日産はティアナ、シーマが生産終了か?

2019年内で生産終了と販売店筋からの情報が流れているティアナ
2019年内で生産終了と販売店筋からの情報が流れているティアナ

 日産はジューク、キューブの2019年末生産終了を明らかにしている。ティアナに関しては、2019年末に生産終了という情報が流れているが、日産からはまだ報道されていない状況。しかし、販売店筋からの情報ではティアナの生産終了は確実だろう。

 2019年末、「日産シーマが生産終了」というニュースが流れたが、これは、シーマと同じプラットフォーム使っているフーガの海外版である「インフィニティ Q70」が、2019年を持って販売終了することが明らかになったことを受けて流れた「誤報」だった。 とはいえ、いつまで作り続けられるのか……。

日産のフラッグシップセダンのシーマは、フーガのロングホイールベース版というのが悲しい現実だ
日産のフラッグシップセダンのシーマは、フーガのロングホイールベース版というのが悲しい現実だ

 日産は売れていない車種が多く、廃止するモデルも増える方向にあるが、このままだと取り扱う車種全体が少なくなり、ライバルメーカーとの競争に勝てない状態になりかねない。

 このため生産中止しても新規の後継モデルを投入し、全体的に商品ラインアップを再編し、あまり減らさないスタンスをとっている。

 日産が2020年にデビューするモデルは、新型デイズルークス、ジュークに代わって販売される新型キックス、新型ノート、新型エクストレイル、そして2019年の東京モーターショーで発表されたアリアコンセプトの市販バージョンである。

 キューブの後継モデルも、最新情報では2020年か2021年中にハイトワゴンかコンパクトミニバンとして新型車を発売する方向で開発を進めている。

 2022年までの中期経営計画では、国内新車販売台数で業界2位の座奪還を目指しており、そのためには量販戦略モデルをもっと増やして強力な増販攻勢をかけなければならない状況にある。

●ティアナ(159台)/2019年末生産終了(予想)
●フーガ(45台)/2021年9月フルモデルチェンジ(予想)
●シーマ(8台)/継続販売見込み(予想)
●フェアレディZ(34台)/継続販売見込み(予想)
●シルフィ(92台)/継続販売見込み(予想)

※カッコ内は2019年11月の販売台数

ホンダの生産終了車はなし!?

2018年の改良で大きくデザインを一新した現行型のレジェンド。フラッグシップに恥じない先進技術を随所に盛り込んだセダンとしてホンダらしさも充分だが、販売面では苦戦が続く
2018年の改良で大きくデザインを一新した現行型のレジェンド。フラッグシップに恥じない先進技術を随所に盛り込んだセダンとしてホンダらしさも充分だが、販売面では苦戦が続く

 ホンダはシビック、インサイト、ジェイド、アコード、グレイス、レジェンドなど売れていないモデルが多い。これらはいずれも海外では売れ行きの良い人気モデルであるから、メーカーとしての収益はプラスになっている。

 ただ、日本仕様があまり不振から脱却できないと海外モデルだけになり、日本仕様のみが廃止になる可能性もある。

 2020年2月にアコードはフルモデルチェンジ、シビックは2020年1月10日にマイナーチェンジ、レジェンドは2020年夏にもそれぞれマイナーチェンジし、人気復活に向けて再チャレンジする方向にある。

●レジェンド(32台)/2020年8月マイナーチェンジ(予想)
●ジェイド(203台)/継続販売見込み(予想)
●インサイト(261台)2021年12月マイナーチェンジ(予想)
●アコード(43台)2020年2月フルモデルチェンジ(予想)
●グレイス(340台)2021年6月フルモデルチェンジ(予想)

※カッコ内は2019年11月の販売台数

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