先日、ホームページを通じ今夏を予定していたマイナーチェンジ版の発売延期がアナウンスされたホンダ シビックタイプR。
新しい発売日についての情報が待ち遠しいところだが、そんな最中に今度は2022年次期型、つまりフルモデルチェンジの情報が入ってきた!!!
【画像ギャラリー】果たして次期型はどんな姿に!!? 改良型 限定版 予想CGをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年6月のものを適宜修正しています
文:ベストカー編集部/写真:HONDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年7月26日号
■ビッグマイナーチェンジ版は今夏の発売を再度延期
現行型シビックタイプRのデビューは2017年7月だが、ベースとなるシビック自体は2015年秋に先行して北米、続いて欧州で登場しており、シビック自体のフルモデルチェンジが来年、2021年に計画され、開発が進行している。
次期型シビックにもタイプRは用意されており、現行型同様、最初からタイプRを念頭に置いた開発が進められている。
シビックタイプRといえば、現在は一時的に販売が中断しているが、それはホンダがアナウンスしているように、操安性能をより高めるための大がかりなマイナーチェンジを予定しているため。
その内容はすでに発表されているとおりで、エンジンスペックに変更はないものの、サーキット走行でネックとなる冷却性能を高めるためにフロントグリルの開口部を大きくするとともに、それによって悪化する空力性能をアンダースポイラー形状などの工夫でほぼイーブンに維持するなど、実にマニアック。
シャシーチューニングでは、フロントボールジョイントのフリクション低減による追従性向上や、リアサストーイン量増加によるリア接地性向上など、これまたマニアックだが確実にレベルアップする変更を加えている。
このビッグマイチェン、本来ならもうすでに販売開始の計画だったのだが、新型コロナウイルスによる影響で発売の延期が発表されている。
そんなさなかの“次期型タイプR”情報だ。
■2Lターボ+モーターで400ps!?
ベストカースクープ班はテスト走行を繰り返す新型シビックの車体をベースとしたタイプRの姿を捉えた。
テスト車は偽装を施されているものの、明らかに現行型シビックとは異なるシルエットで、新型とわかる。
エンジン音からターボエンジンを搭載していることは明確。おそらく、これは現行型同様、直列4気筒2Lターボだ。
さらに興味深い情報として、新型シビックタイプRには、後輪をふたつのモーターで駆動する、トルクベクタリング4WDが採用されるという。
これはレジェンドで実用化され、前後逆転したシステムがNSXに採用されている。
後輪をモーター駆動とすることで、システム出力は400psにも達しながらも、より安定した操縦性を実現するという。
シビック全体のフルモデルチェンジは来年、タイプRは2022年に登場する計画だ。
コメント
コメントの使い方