■マツダが目指すカーボンニュートラルへの方策
マツダは6月17日に発表した中期商品計画で、2022~2025年にかけてEVを3モデル、PHEVを5モデル、ハイブリッド5モデルをグローバルに投入することを明らかにした。
また、これとは別に2025年以降、EV専用プラットフォームを開発し、複数モデルを投入する。
興味深いのは、新たに体系づけられた「SKYACTIV内燃機関専用スケーラブルアーキテクチャー」で、これは縦置き直6パワーユニットを軸とした後輪駆動プラットフォームの「ラージ群」と、横置きFF系の「スモール群」に大別される。
直6、FR系では48Vマイルドハイブリッドが設定され、これが来年登場予定の次期型マツダ6、さらに2023年にフルモデルチェンジが計画される次期型CX-5に採用されることになる。
直6、3Lエンジンはガソリン、ディーゼルが設定される。
●CX-5はプレミアムSUV路線を強化(2023年登場予定)
CX-5は現在のFFプラットフォームから、縦置き後輪駆動のラージプラットフォームとなって、よりプレミアム性を追求。登場は2023年の予定だ。
●FRサルーンの新型マツダ6(2022年10月登場予定)
右上の直6エンジンを縦置きしたFRレイアウトのラージプラットフォームを採用したマツダ6は来年秋にデビュー予定。
●MX-30EVにレンジエクステンダー追加(2023年予定)
ロータリーエンジンを発電用に使うレンジエクステンダーEVは2023年MX-30に追加。
■スバル…WRX S4、そして注目のWRX STIがいよいよ登場
スバルはトヨタとの協業で新型86/BRZを送り出したが、両社の協業はそれぞれの得意とする領域を活かし、効率よく実現している。
その大きな結果として新開発プラットフォームによるピュアEVだ。トヨタではこれを「bZ」シリーズとしてSUVモデルを上海ショーで公開。
スバルは『ソルテラ』の名称で来年市販する予定。このEVプラットフォームはさらに多くの車形、モデルに展開していくことになり、当然スバルモデルもラインナップ展開が計画されている。
そして期待の1台が、新型WRX STIだ。先にWRX S4が間もなく、本年8月 新型に切り替わる。
STIは2.4L水平対向4気筒ターボは同じでも400ps/50kgmまで大幅にパワーアップするとともに、足回りやボディをさらに強化して圧倒的な動力性能とハンドリング性能を手に入れることとなる。
●新型WRX STI(2022年10月登場予定)
新型WRX S4が今年7月に登場するのに続き、WRX STIが来年5月にデビューする。水平対向4気筒2.4Lターボエンジンは最高出力400ps、最大トルク50kgmを発揮する
【画像ギャラリー】BRZの最新公式ショットも掲載! TMS2021に出てくるはずだったモデルたちをギャラリーでチェック!
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