少々前の話になるが2021年6月、日経新聞とその関連WEBサイトである日経X TECHが「マツダ、ロータリーエンジン使う航続距離延長は中止」と題したスクープを報道し、自動車関連のニュースサイトが色めきだったことがあった。
その後の報道をみると、マツダ広報部は日経の報道を否定し、開発は継続中であることを明言している。では日経のスクープは誤りだったのか。実はそうとも言い切れない微妙な状況であることがわかった。
こう書くと、ますます訳が分からないと思われる読者もおられるだろう。結論から言えば、ロータリーエンジンを発電機として使う計画は生きていて(計画通り)2022年に追加される見込み。本稿では、マツダ広報部への取材も含めて、話を整理しながら解説していくことにしたい。
文/高根英幸、写真/編集部、MAZDA
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