■カローラクロスの余波でC-HRはどうなる?
カローラクロスの登場でほぼ同クラスのC-HRの影がさらに薄くなりそうです。トヨタは「カローラクロスはRAV4とC-HRの中間をカバー」と説明していますが、価格帯がほぼ重なっています。
首都圏にあるカローラ店の営業担当者は、「カローラクロスは絶好調の立ち上がりでC-HRの購入希望者はますます少なくなり、必要がない状況になりつつある」とコメント。今後の売れゆき次第ではモデル廃止の可能性もありそうです。
■減産で人気モデルの納期がさらに先送りに!!
トヨタの人気モデルの納期の遅れが深刻化しています。
9月中旬現在、ハリアーはガソリン車が来年3月、ハイブリッドが5月で、最近2カ月以上も遅れています。
ランドクルーザー300に至っては、通常だと購入契約して申し込むとパソコンに納車年月が表示されるのですが、ランクル300は「不明」扱いとなり、「4年くらいかかります」と営業マンが説明しているのが実情です。
いずれにしても納期の長期化でいいことはありません。
■日産、今年終盤から来年前半の新型車投入が軒並み遅延
日産が今年終盤から来春にかけて投入すると噂されているニューモデルはノートのクロスオーバーバージョン、アリアの量販カタログモデル、次期型エクストレイル&フェアレディZ、軽自動車ベースのEVなどがあります。
ところが首都圏にある日産店、日産プリンス店を数件回ってみると、9月中旬現在ではメーカー筋からこれらについてまだ何も伝えられていないことがわかりました。
これまでの例だと発表1カ月前あたりから商品説明会やモデルチェンジだと、従来型の生産調整など、なんらかのアクションがあるのですが、今回はそれがまったくない状況にあるようです。
コロナ禍、半導体を中心とした部品の供給遅れがいまだ足枷になっています。従来モデルの納期遅れにも影響を与えており、正常化がいつになるか現段階では示せない状況にあるようです。
エクストレイルのフルモデルチェンジは来年初め頃が予想されているものの、従来モデルは通常どおり生産販売されており、グレード、ボディカラー、オプションなどの生産調整は行われていません。
■シビックに統合でインサイトの廃止が濃厚に!!
ホンダは来夏にもシビックにハイブリッド&タイプRを設定すると同時にインサイトを廃止する方向で検討を進めている模様です。
シビックハイブリッドはインサイトと同じ1.5L&2モーターを組み合わせたe:HEVになる見込みです。
インサイトはコンセプトが被ること、月販200台前後販売にとどまっていることから、モデル廃止はやむを得ないと、販売店の営業担当者は受け止めています。シビックハイブリッドは2Lを搭載するとの見方もありまが、最終的に1.5Lのe:HEVで落ち着いたようです。
いっぽうシビックタイプRは従来どおり2Lターボの搭載で進化させるようです。
■新型ワゴンRスマイルが好調な滑り出し!!
9月10日に発売を開始した両側スライドドア仕様のワゴンRスマイルが好調な立ち上がりで、8月末時点での事前予約の段階では納期が2カ月待ちの10月下旬だったものが、発売後の9月中旬では来年初めにずれ込んでいます。
同モデルはファッションセンスの高い女性を中心としながら、男性を含めた幅広いユーザー層を狙っているのが特徴で、今のところほぼ狙いどおりのユーザーをメインに引き合いが多くなっています。
月販5000台の計画でワゴンRシリーズ全体で1万台以上を目指すことになりますが、9月は決算セールのキャンペーン期間でもあり、ライバルのムーヴシリーズに引き離されているぶんを一気に挽回することも予想されます。
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