いよいよ新型シエンタの先行予約が6月中旬にスタート! BOX型で上級志向のミニバンへ路線変更!

■発表発売は7月中旬、6月中旬から先行予約スタート

新型では直線基調のシャープな印象のプロポーションとなる。全長は4300mm以下にとどめ、全幅は1695mmで5ナンバーを維持(CGイラストはベストカーが製作したもの)
新型では直線基調のシャープな印象のプロポーションとなる。全長は4300mm以下にとどめ、全幅は1695mmで5ナンバーを維持(CGイラストはベストカーが製作したもの)

 5月下旬時点でトヨタ系列各社に伝えられているのは、6月中旬にも先行予約をスタートさせ、7月中旬にも発表発売する方向でスケジュール調整をしているが、9月まで伸びる可能性もあるという。これまでのケースでは発表、発売2ヵ月くらい前に商品概要と発表、発売の正確な日取りが伝えられていた。

 それが今回は2ヵ月前でも大雑把なスケジュールにとどめているのは、サプライヤーからの半導体を中心とした部品供給がスムーズに行われず、新型車の生産販売計画が組みにくくなっているためと思われる。

 商品内容の通達も遅れ気味になっている。専用サイトでアウトラインは販売店各社に送られているが、文字情報だけで、車両の外観、内装、新装備品などの写真はまだ掲載されていない。

 販売戦略としては電動化志向の強まりやガソリン価格の値上がりによって、ハイブリッドの販売構成比が一段と跳ね上がる傾向にある。これまでシエンタは60%程度がハイブリッド車で占められていた。これを次期型では80%以上に引き上げる方向にある。

 従来モデルのハイブリッドは2WD車のみだったが、新型は4WD車もラインアップに加わる。これによって山岳地域、東北、北海道のユーザーはハイブリッドの4WD車を中心に購入を検討することになるから、この面でもハイブリッド比率のアップが加速されることになりそうだ。

 車両やオプション価格の引き上げは販売拡大にネックになりそうだが、残価設定クレジットの普及である程度のカバーができる状況にある。

 トヨタの場合、最近は残価設定クレジットのほか、残価据え置き型の現金での2回払いなど様々の支払方法を設定しており、割高感を軽減する販売方法を採用しているので、特に新型車の大幅な値上がりをカバーできる状況にある。このことはこれまでのカローラシリーズ、ノア/ヴォクシーでも実証されている。

 今後も新型シエンタの最新情報が入り次第、お届けしていくのでお楽しみに!

■証言:首都圏トヨタ系列店営業担当者

「新型シエンタについてはメーカーからある程度の内容提示があり、希望する既納ユーザーには伝えていますが、外観や内装の写真がまだ届いていませんので、マーケットの反応は不透明な状況にあります。

 ただ従来モデルが個性的で好き嫌いがはっきりする外観デザインだったのに対して、次期型は飽きのこないシンプルな形になると聞いていますので、売りやすいと予想しています。

 半導体不足や上海ロックダウンの影響による生産の遅延が発生しており、発売日は遅れるかもしれません。早めの予約をお願いしたいと思います」。

【画像ギャラリー】新型シエンタ対抗の新型フリード/ノート3列ミニバン/ダイハツ新型ミニバンがスタンバイ!(10枚)画像ギャラリー

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