■新型SUV(EV) 新発売 2020年夏
三菱自動車が「三菱単独で開発・生産するモデルはエクリプスクロスが最後」と公言していたが、三菱自動車と日産が共同で開発を進めている、電動化を前提とした新開発プラットフォームを採用した、新型EVの開発が進んでいるとの情報が入ってきた。
i-MiEV以来となる新型EVは、三菱自慢の4WD技術を採用しており、アウトランダーがマイナーチェンジで採用した82kWクラスの駆動モーターを前後に配したツインモーター4WDとなるようだ。航続距離は従来の2倍容量バッテリーと組み合わせることで、400km近くを実現しそう。
ボディサイズは、ほかのモデルとの差別化を図るため、コンパクトクラスとして仕立てるとの情報がある。アウトランダーよりも一回り小さくなり、取りまわしもよりよくなる。
■次期アウトランダー フルモデルチェンジ 2020年秋
ジュネーブショー2019で、三菱自動車がお披露目した『ミツビシ・エンゲルベルク・ツアラー』だが、これが次期型アウトランダーPHEVのデザインを示唆しているようだ。
現行型よりもスクエア気味になったボディデザインに、進化したダイナミックシールドを採用したフロントフェイスは、より精悍に変化。新型デリカD:5のように、上部がポジションランプ、その下部が縦型LEDヘッドライトになる可能性がある。
プラットフォームは、日産の次期型エクストレイルと共用化しているが、パワートレーンはコストなどを考慮し、現行型と同じくツインモーター4WD×S-AWCを採用すると予想される。ただし、並行して開発を進めているeエボリューションの技術が取り入れられることで、より緻密な制御になりそうだ。
■e-EVOLUTION(仮名) 新発売 2021年
2017年の東京モーターショーで初めて公開された、『e-EVOLUTION』の市販モデル開発が着実に進んでいるようだ。
現行アウトランダーPHEVで採用するツインモーター4WDからさらに進化した三菱自動車が考える4WDシステムの最終形、トリプルモーター(前1基+後2基)4WDを採用。大容量駆動用リチウムイオンバッテリーを車両中央のフロア下に配置することで、低重心化を図っている。
車両全体で電動化が進んでおり、ブレーキキャリパーも電動化。さらに左右輪間トルクベクタリングには開発中のデュアルモーターAYC+ブレーキAYCを採用することで、クルマの慣性重量を低減して軽やかで運転しやすい動きを実現するという。その性能は、ランエボをも凌ぐと考えられる。
コンセプトモデルではEVとなっていたが、欧州などへの輸出を前提としたモデルであることと、航続距離を確保するためPHEVとなることが有力だ。
エクステリアは、ダイナミックシールドを採用しながらも、空力性能を追求した造形に。市販化に向けてさらに煮詰められることになるが、近年のSUVデザインのトレンドであるクーペルックになると予想される。
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