ホンダが日本の特許庁の意匠登録にて新たな車種を登録した。アキュラ顔に見えるがまったくノーマークのこのクルマ、いったいなんなのよ!! ベストカーWebではスクープ班も含めて情報を収集。もしやするとホンダの超伝統的なあのクルマかもしれないぞー!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:特許情報プラットフォーム、HONDA
■これはもしやするとインスパイアじゃないのか?
ホンダの意匠登録情報が更新された。どこにも見たことないこのクルマ。フロントフェイスはグリルレスな雰囲気だが、このデザインはホンダというよりもアキュラブランドのイメージが強い。ボディは4ドアセダンぽいが、このイラストは明らかにフロントノーズが長く実車とは異なる様子だ。
フロントデザインを見ればすでに発売が間近とされるアキュラ初のBEVモデルであるZDXにも似ており、普通に考えればそのバージョン違い、つまりアキュラBEVラインナップのセダンとなりそうだ。
ZDXはトップモデルとなるタイプSには500馬力のスペックが与えられており、足元も15.6インチのブレンボ、そして275/40ZR22の極太タイヤで固めている本格的なスポーティモデルだ。
元々のZDXはセダンでもSUVでもない独自の形態をしていることもあり、二代目となるモデルでも独創性あふれるデザインとなっている。そこにセダンという明確なボディ形状を追加するかはわからないが、もしやするとインスパイアサイズの新たなセダンなのかもしれない。
■EVぽいのになぜマフラーがあるのよ
今回の意匠登録のイラストには不可解な点もある。もちろん意匠登録だから細かなディテールというよりも、全体的な意匠に独自性があるかなどが大きな要件になる。だから細かなことにあれやこれや言うのは野暮なのだが、ちょっとツッコミどころとしては大きいので紹介したい。
グリルレスのデザインをしていることからも電動車、特に可能性としてはBEVを想定する。しかしながら今回の意匠登録ではリアデザインに4本出しのマフラーがあるのだ。これは同じくアキュラのTLXとそっくりなデザインとなる。
もちろん4本だしとなれば環境訴求というよりはスポーティなイメージを押し出しているのは当然のことで、フロントのBEV風味とは大きく異なる。プラグインハイブリッドや、ホンダがCR-VでスタートさせるFCEVなどの可能性も大いにある。
もちろん日本導入はまったく見えないが、ホンダは今後プレリュードの日本投入にも積極的とされており、手薄だったBEV戦略の強化を含めて大いに可能性はありそうだ。
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