■後半のガイドツアーは駆け足で!
続く3階の展示ゾーンでは、1950年代から現代に至るまでの世界の自動車の進化と課題への取り組みなどを5つのゾーンに分けて展示・紹介しているのだが、とにかく布垣館長のガイドツアーは参加者たちを飽きさせない熱量で展開。
写真にもあるようにキャデラック シリーズ60スペシャルに始まって世界中に影響を与えたテールフィンスタイルは、1959年のキャデラック エルドラド ビアリッツでピークを迎えたことも付け加えていた。
生活水準の向上により、多くの人々がテレビ・冷蔵庫・洗濯機など“三種の神器”を手に入れるようになり、加速的に経済成長が進み、庶民が自家用車を持つことが現実となる時代がいよいよ到来した展示ゾーンへ。
こちらのゾーンでは高性能でスタイリッシュなクルマや、高級なクルマが続々誕生した年代へ。日本でも、米国勢の後を追うようにスポーティなクルマを発表するとともに、独自の技術開発も進んでいったことを象徴するトヨタ2000GTやヨタハチの展示が。
そして、通常では絶対に見ることのできないバックヤードの見学も今回のBC Mateツアーでは今回にかぎり見ることができた。思いもかけないレアなモデルがズラリと並んだバックヤードの展示に参加者たちも興奮していた。
実際の映画『007は二度死ぬ』(1967年公開)のシーンで使われた劇中車であるオープン仕様のトヨタ2000GTやレーシングカーのトヨタ7なども見ることができ、これには参加者も大喜び!
ここまでで、すでにガイド予定時間の90分を超える盛りだくさんの内容。最後は参加者たちから布垣館長への質疑応答コーナーが控室で行われた。最後にトヨタ博物館入口前で布垣館長と一緒に参加者全員で記念撮影をして終了。
今回、平日の開催であったが、親子4人家族で参加した人に話を聞いたところ、「今回の企画は家族で参加できたので、いい思い出になりました。またぜひ参加したいです!」と喜んでいたのが印象的だった。
次回以降のイベントについてもベストカーMateのウェブサイト上で告知していくので、まだの方はぜひ無料登録を!
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