ナンカイ滋賀(本社:滋賀県湖南市)は、2023年5月22日、トラック荷台用の折り畳み式架台「フォールド・デッキ」の専用webサイトをリニューアルオープン。同製品の販売強化を図った。
トラックの積載効率が最大2倍にアップするという同社のフォールド・デッキとはどんなものなのか? 紹介していこう。
文/フルロード編集部、写真/ナンカイ滋賀
フォールド・デッキの特徴
ナンカイ滋賀は、住宅用部材や立体駐車場の構造材の加工を中心とした金属加工を行なっているメーカーで、各種金属加工、溶接、組立、塗装などをワンストップで提供している。
そのナンカイ滋賀が特許を取得し販売するフォールド・デッキは、形状が不定形な製品や段積みできない荷物を運搬する際に二段積みできるようにしたトラック用架台で、荷台のデットスペースを削減することで積載量の最大化と省スペース化に貢献する。
同様の二段積みを実現するダブルデッキ等のトラックも架装ベースでは存在するが、フォールド・デッキはフォークリフトでウイング車に載せるだけで二段積みを可能としているのが特徴。
もちろん必要のないときには降ろし、折り畳み式なので省スペースで保管しておくこともできる。
ちなみに組み立て・折り畳みは、フォークリフトで持ち上げて着地させると自重でロックがかる仕組みとなっており、1人でも簡単に行なえるようになっている。
フォールド・デッキは重量モノでも積載できるのも特徴で、その積載許容重量は2トン。繰り返し実施した輸送テストにより、頑強性と安定性も確保されており、一般的な荷物はもちろん、輸送時の破損リスクが高い荷物や精密機器、重い金属製品なども二段積み輸送が可能となっている。
フォールド・デッキの基本的なサイズは、長さが3000mm、3500mm、4000mm、4500mmの4サイズで、幅は2150mm、2300mmの2サイズを展開(高さは1227mm)。
この標準サイズ以外にも、積載物の重量・サイズやトラックの仕様に合わせたフルオーダーにも対応するとしている。
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