■ローンチ価格は696万円だが標準グレードはもう少し安い!?
気になる価格だが今回公表されたローンチグレードの「Proto Spec」は6MT、9ATともに696万6300円。しかも240台限定だ。専用塗色のイカズチイエローとスーパーブラックの2トーンカラーには19インチの専用カラーホイール、インテリアには専用カラーステッチなどを採用する。
もちろん700万円近い価格はなかなか手が届かないものだが、今後登場が予定される「フェアレディZ」「フェアレディZ バージョンS」「フェアレディZ バージョンST」の各グレードはもう少しお買い得なプライスタグになるはずだ。
また今回会場の片隅に「フェアレディZ カスタマイズド プロト」が展示されていたことも併せてご紹介しよう。S30のZ432を彷彿とさせるオレンジのカラーリングにホワイトレターのタイヤなど、クラシカルながらも新鮮な装いを感じさせる1台だ。
日産広報部によれば市販の予定はないとのことだったが、今後のバージョンニスモなどホットグレードへの布石と捉えるのが普通だろう。
大きく自動車を取り巻く環境が移り変わるこの過渡期に日本にフェアレディZがあることは、クルマ好きにとっても大きな喜びだ。もちろん商業ベースだけで言えば日産も電動化により多くの投資をしたいはずだし、そのなかでも型式はそのままに新たなフェアレディを登場させたことはまさに産みの苦しみだったはずだ。
7代目の新型フェアレディZは日産のフェアレディZへ対する並々ならぬ愛情とロマンを感じる1台となった。
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