新型フェアレディ威風堂々!! 696万円で6月発売開始!!! 405psでもフェアレディは淑女なのか【東京オートサロン2022】

■ローンチ価格は696万円だが標準グレードはもう少し安い!?

会場内に展示された標準モデル。価格などの発表はなかったものの……
会場内に展示された標準モデル。価格などの発表はなかったものの……

 気になる価格だが今回公表されたローンチグレードの「Proto Spec」は6MT、9ATともに696万6300円。しかも240台限定だ。専用塗色のイカズチイエローとスーパーブラックの2トーンカラーには19インチの専用カラーホイール、インテリアには専用カラーステッチなどを採用する。

 もちろん700万円近い価格はなかなか手が届かないものだが、今後登場が予定される「フェアレディZ」「フェアレディZ バージョンS」「フェアレディZ バージョンST」の各グレードはもう少しお買い得なプライスタグになるはずだ。

 また今回会場の片隅に「フェアレディZ カスタマイズド プロト」が展示されていたことも併せてご紹介しよう。S30のZ432を彷彿とさせるオレンジのカラーリングにホワイトレターのタイヤなど、クラシカルながらも新鮮な装いを感じさせる1台だ。

Z432Rを彷彿とさせるオレンジを纏ったカスタマイズドプロト。ホワイトレターのタイヤなどカスタマイズのトレンドを取り入れている
Z432Rを彷彿とさせるオレンジを纏ったカスタマイズドプロト。ホワイトレターのタイヤなどカスタマイズのトレンドを取り入れている

 日産広報部によれば市販の予定はないとのことだったが、今後のバージョンニスモなどホットグレードへの布石と捉えるのが普通だろう。

 大きく自動車を取り巻く環境が移り変わるこの過渡期に日本にフェアレディZがあることは、クルマ好きにとっても大きな喜びだ。もちろん商業ベースだけで言えば日産も電動化により多くの投資をしたいはずだし、そのなかでも型式はそのままに新たなフェアレディを登場させたことはまさに産みの苦しみだったはずだ。

 7代目の新型フェアレディZは日産のフェアレディZへ対する並々ならぬ愛情とロマンを感じる1台となった。

伝統の筆記体エンブレムも戻ってきた。地味ながら存在感のあるトランクリッドスポイラーはいかにもフェアレディZらしい
伝統の筆記体エンブレムも戻ってきた。地味ながら存在感のあるトランクリッドスポイラーはいかにもフェアレディZらしい
【画像ギャラリー】本文未公開写真多数!! マッチも秀逸なリアデザインに唸るっ!! 新型フェアレディを一気見だ(15枚)画像ギャラリー

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