■BLITZはエアロとターボで攻める
まずBRZはユーザーライクなライトチューン仕様として仕上げる。エアロはに付け足すタイプでフロントリップスポイラー、サイドスポイラー、リアディフューザー、トランクエアリデューサー、GTウイングを装着。
注目なのはGTウイング。通常トランクへの穴開けが必須だが、AERO SPEED R-Conceptでは取り付けマウント部分ごと製作。純正のこの部分はネジとクリップで止まっているので、それを外して専用台座で固定。この台座からGTウイング用のステーを伸ばせるのだ。つけやすく外しやすい、新たな提案なのだ。
GR86はフルエアロとターボキットを装着。本格的なチューニング済みの仕様だ。エアロパーツはフロントフルバンパー、サイドステップ、リアフルバンパー、GTウイング、前後のオーバーフェンダーキットを装着する。
エンジンは試作ターボキットを装着。モデルチェンジで2.4L化されたことで、これまでよりももっと大きなタービンがマッチすると予想され、現在開発中。300ps程度までのパワーアップを想定している。
もちろんBRZもGR86もどちらも自社製サスペンションZZ-R DSC PLUSを装着。しなやかな単筒式サスペンションで、減衰力は32段階調整式。その減衰力をGなどに応じて遠隔自動調整できる、SpecDSC PLUSも備えている。
■老舗の関西サービスは技が光る
「GR86/BRZはノーマルでも相当良くなっている。とくにボディに関しては凄くいいですね」と向井敏行代表。
得意とするオリジナルの補強パーツ開発。その結果、良くなったボディがワンランク上に引き上げることができたという。リアのタワーバーは純正のパンク修理キットを避けるレイアウト。無改造で装着できるのも、さすが関西サービス。
ボディがよくなることで、サスペンションもっとよく動くようになり、乗り心地もハンドリングも純正でよくなっている部分をもっと伸ばすことができたという。
エアロパーツは現状ではHKSでまとめる。自社パーツはこれから開発予定で、フロントリップ、サイドステップなどを開発予定。
■GROW Designは佐々木雅弘が仕立てる
GR86の開発ドライバーを務めた佐々木雅弘選手。もともとディーラーメカニックで、自分でクルマを作ってレースを始めたという異色の叩き上げレーサー。チューニングも大好き。というか、いじらずにはいられない。
そんな彼が「自分だったらこんなさりげないエアロが欲しい」と作ってしまったのがこちらのエアロパーツ。フロントスポイラー、サイドステップ、リアアンダー、ウイングと、前後のオーバーフェンダーだ。
「車高も下げたいけど、今回の純正サスペンションの仕上がりには自信がある!!」と開発ドライバーらしいコメントで、なんと純正ダンパーに組み合わせるスプリングまで製作。いわゆるダウンスプリングと呼ばれるもので、車高を下げることができ、乗り味はノーマルダンパーのそれ。車高調まではいらないけれど、さりげなく車高を下げてエアロを付けて、かっこよくまとめたいという人にピッタリ。
■NOBLESSEは純正追加エアロをリリース
ノブレッセも純正エアロに追加するタイプを製作。アンダーパネル的なデザインとすることで、スポーティさを大幅に高める。窪田一郎代表のこだわりはその精度の高さ。修正無くバッチリと装着できるエアロを目指して製作されており、その仕上がりの良さからディーラーや量販店でも扱われている。
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