「ジムニー5ドア」が欲しすぎ!! 広い&カッコいい&使える! でも400万円超えか? とにかくすぐ日本に入れて欲しい!

■リアシートの広さと座り心地は3ドアとはかなり違うのだ!

実際に筆者がジムニー5ドアモデルのリアシートに座ってその広さを確認してみた
実際に筆者がジムニー5ドアモデルのリアシートに座ってその広さを確認してみた

 ちなみに品質感だが、プレス精度やボディ合わせ面のチリ段差に気になる点はなく、厳密に各種樹脂クォリティが国内生産とは違うかも? だが、もともと国内ジムニー3ドアも内装は塗装鉄板むき出しだし、樹脂はそんなに高そうじゃない。パッと見はそれほど変わらない。

 一番気になるリアシートの広さと座り心地だが、ズバリ3ドアとはかなり違う。リアドアを開けた時から足元が広く、乗り降りのしやすさはぜんぜん違うし、リアに座ると身長176cmの小沢が前に座ったシートポジションでヒザ前にコブシが1個チョイ入る。

 さすがに全長4m切りの縦置きエンジンSUVだけに、凄く広いわけではない。ただし、リアに座るとヒザがほぼ前席につきそうだった3ドアよりぜんぜんラクチン。

 加えてそれ以上の恩恵は、リア座面が分厚く高くなっていることで3ドアは小沢が座ると微妙に体育座りのようになってモモ裏が浮いたもの。正直、長時間移動は厳しかった。しかし新型5ドアは大人ふたりが長く座ってもサイズ的に問題ないだろうし、クッションも分厚いので疲れにくいはず。

 ついでにこちらも一部ドア内張りは鉄板むき出しだが、リア専用のパワーウィンドウスイッチが付いていて快適性は今ドキ。ただし、リアシートスライドはなかった。

■ラゲッジ容量も3ドアより大幅に拡大!

筆者によれば、ジムニー5ドアモデルのラゲッジは日本の3ドアモデルであるシエラよりも大幅に拡大されているのが確認できたという
筆者によれば、ジムニー5ドアモデルのラゲッジは日本の3ドアモデルであるシエラよりも大幅に拡大されているのが確認できたという

 さらなる予想外の恩恵はラゲッジ容量の拡大だ。正確なVDA容量はわからないが、リア席の背もたれを立て、ジムニー3ドアの荷室長を測ったら約17cmだったが5ドアは55cmもあった。3ドアが352Lということを考えると、少なくとも450Lはありそうだ。

 横幅も広いところで100cm以上あるので大人4人が乗ってもそれなりの荷物が載せられる。ただし、3ドアみたいなラゲッジの樹脂プロテクターは付いていない。

 ちなみにフロント席から見た風景だが、インパネ樹脂やセンターに小型ディスプレイを備えるアナログメーターは3ドアとまったく同じ。丸型シルバー塗装のエアコンアウトレットや4速のストレートタイプAT(MTは5速)、副変速機の位置も3ドアと同じ。シート表皮はビニールカバー越しだったが、ファブリックで質感は大差ない。

 また、インフォテイメントとして22.86cmの現地のスマートプレイプロというスマホ対応のディスプレイオーディオが付いており、これは試せてないが、スマホ連動も可能かもしれない。

■早く日本で乗ってみたい!

5ドアのパワートレーンも日本のシエラと同じく直4、1.5LDOHCのK15Bを搭載する
5ドアのパワートレーンも日本のシエラと同じく直4、1.5LDOHCのK15Bを搭載する

 最後に走りに関してだがエンジンはシエラと同じ1.5L直4DOHCのK15Bユニット。インド表記では104.8ps/6000rpmに134.2Nm/4000rpmということだが圧縮比も10と同じなので事実上国内用の102ps&130Nmと変わらないだろう。

 足回りもシエラと同じ前後3リンクのリジッドサスペンションで、ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスクでリアがドラム式。乗り心地は多少ボディ拡大でよくなっているかもしれないが基本、武骨な走りは変わらないはず。

 人気の高さはほぼ確定的。とにもかくにも早く日本で乗ってみたいモデルだ。

【画像ギャラリー】東京オートサロン2024に出展されたジムニー5ドアモデル実車を写真でCHECK!(13枚)画像ギャラリー

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