【新型ハスラー、アリア、ホンダe…】 TMSでヴェールを脱いだ注目車たち 8選

■日産 アリアコンセプト

●市販化に向けて最終仕上げだ!EV時代に向けた新設計プラットフォーム

 10月23日、東京モーターショーのプレスカンファレンスの場でワールドプレミアとなった日産のコンセプトカー『アリアコンセプト』。

 モーターショーに先立って開催されたプレス向け事前説明会の場で、開発責任者の福田真人CPSは「ニッサン・インテリジェント・モビリティを推進する最先端のプロダクト」だと説明。

 コンセプトカーとしての空想的なクルマを作ったのではなく、“本物”として作ったものだということを繰り返し強調したのが印象的だった。

いわゆるクーペSUVといった雰囲気のフォルム。EV専用プラットフォームを採用し、前後オーバーハングを切り詰めたパッケージング

 モーターショーでのワールドプレミアというと、もっともっとコンセプトカー然としたモデルの登場をイメージしてしまうが、アリアコンセプトは「現実的」なクルマに見える。ラウンドしたルーフが印象的な、今流行りのクーペスタイルクロスオーバーフォルムは全長4600mm、全幅1820mm、全高1630mm。

 サイズ的にもベンツGLCクーペやBMW X4に近いもので、よりいっそう現実的感が高まる。

エクステリア同様、インテリアもコンセプトカー然としたものではなく、市販車のクオリティに近い完成度を感じる。インパネは横長の液晶パネルを採用し、極力物理的スイッチを廃した。シートも市販車の雰囲気だ

「魔法のフライングカーペットと呼んでいました」(福田CPS)という新開発されたフラットなフロアはEV専用開発だからこそ実現できたもので、アリアコンセプトでは前後それぞれに駆動用モーターを配置した2モーター4WD。リチウムイオンバッテリーはフロア下に搭載する構造。

 インテリアも「現実的」。横長12・3インチ液晶パネルに速度計をはじめとした各種必要情報が表示されるインパネは、極力物理的スイッチを廃しているのが特徴。

 インパネ表皮やドアトリム、シート表皮などは市販車クォリティに仕上げられている。

■トヨタ e-RACER

●モビリティ時代の“愛車”はこうなる!

 モビリティ社会の「愛車」は趣味性に特化されたクルマになっていく。トヨタが提案する運転を楽しむ『愛車』はこのようなクルマになっていくのだろうか!?

トヨタが10月23日のプレスカンファレンスでサプライズ発表したe-RACER。これがモビリティ時代の『愛車』と豊田社長は説明

■ホンダ ホンダe

●来春発売に向けて国内仕様公道テスト中!!!

 いやこれ、本物を間近で見たらスゲーいい! なんというか、コンパクトでかわいいんだけど存在感があって、スタイリッシュでスポーティさも感じる。

ワンテールの後ろ姿がかわいらしい

 2030年までに新車販売数の3分の2を電動化するというホンダのアイコンとも言える「e」の発売開始は来年。

 あえてシティコミューターに位置づけることで35.5kWhという小容量バッテリーで航続距離220kmとして軽量小型化。モーターは後輪を駆動することで軽快で小気味いいハンドリングも味わえる。

 液晶モニターで構成されたインパネも現代的な雰囲気。カメラ式サイドミラーは果たしてどう評価されるのか!?

室内は液晶パネルのインパネが特徴的。カメラ式のサイドミラーは標準仕様となるのだろうか!?

 モーターショーに展示されていたガンメタボディのeは標準モデルに相当するとのことでタイヤはヨコハマタイヤのブルーアースAを装着。

 もう1台、ステージ上に展示されていた白ボディはミシュランパイロットスポーツを履くスポーティ仕様。タイヤからも性格の違いが読み取れる。

こちらガンメタのモデルは標準仕様ということで205/55R16サイズのヨコハマタイヤ「ブルーアースA」を装着する

 すでに首都圏近郊では仮ナンバーを付けたホンダeがテスト走行しているシーンも目撃されており、国内市販に向けた最終仕上げ段階にあることは間違いない。

リアバンパー下から覗き込んでみるとモーターから伸びるドライブシャフトが見える。床下はカバーされてフラットになっている

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