2019年式、走行距離500km以下の未使用中古車が約757台も!
それでは、最新の初代ハスラーの中古車相場を見てみよう。
現在、初代ハスラーの中古車は約2910台流通している。フルモデルチェンジ前の2019年12月の時点で、約3350台。新型発表後の年明けには約4000台まで増えたが、現在は約2910台まで減っている。
流通している中古車の平均走行距離は3カ月前が約1.6万kmで、2020年2月は約1.5万kmと若干短縮している。
そして中古車の平均価格は3カ月前が約114万円で、現在は約115万円と走行距離の短縮にリンクしてわずかに値上がりということとなった。
平均価格の価格を1年スパンに広げてみると、あることが見えてきた。2019年2月の時点で、初代ハスラーの平均価格は約120万円だった。
その後順調な値落ちを続けて、2019年10月に当面の底値となる114万円を記録。その後値上がりに転じて、約115万円となった。
この値上がりに理由は走行距離が少ない、未使用中古車や登録済み未使用車と呼ばれる中古車が大量に出回ったことを意味しているのだ。
2019年式、走行距離500km以下という条件で検索すると、約757台がヒットした。
この未使用中古車の価格帯は約90万~約190万円で、グレードでは660Gが半数以上の約406台、2018年に追加された660Jが約92台、そして660G 4WDが75台となっている。
これらはデュアルカメラサポートと呼ばれる運転支援システムを採用しているので、購入後の満足度も高いと思われる。
続いては初代ハスラーの中古車全体のグレード構成を見てみよう。高年式車と同様に最も多いのは660Gで流通台数は約1040台。
2番目に多いのは自然吸気エンジン搭載車の上級グレードの660Xの約252台、そして660Jが約125台と自然吸気車が上位を独占。
ターボ車ではGターボ、Xターボといったカタログモデルが主流で、特別仕様車も少なめとなっている。
これからのパートナーとして、初代ハスラーの中古車を選ぶのであれば、価格とともに重要視してもらいたいのはデュアルカメラブレーキサポートが付いているかどうか。
最上級グレードのXやXターボは2015年からこの運転支援システムが装着されているし、特別仕様車のJスタイルもIIからこの装備を装着している。
最も流通台数の多い660Xで、デュアルカメラブレーキサポート装着車の価格帯は約69万~約145万円。
特別仕様車のJスタイルIIは約76万~約173万円となっている。100万円以下で購入できる中古車も豊富となので狙い目だ。街乗りだけであれば、自然吸気エンジンでも全く不満は感じない。
少々マニアックだが、旧型ハスラーにはMT車の設定があったが、新型は全グレードがマイルドハイブリッドになったためその姿を消したのでMTが欲しい人は初代ハスラーの中古を探してみよう。
最後に念のために、と2020年1月20日から発売したばかりの新型ハスラーの登録済み未使用車はないのか探してみると、約130万~200万円前後で流通していた。発売から1ヵ月しか経っていないのに驚くばかりだ。
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